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無人島にもこれだけは持っていきたい10曲〜GWが孤独すぎてひとりミュージック・ポートレートやってみました〜

どうも、びゃくやです。最近なんか凄い憂鬱だなぁ巣ごもり疲れかな、と思っていましたが、よく考えたらもうとっくに五月なんですね。昔から毎日の積み重ね勉強はすぐ放棄するくせに毎年欠かさず五月病を発症しています。涙が出ちゃうね。いま特に身に覚えはないのに気分が落ち込んで困ってる方、それ君のせいじゃないから大丈夫だよ。

本題に移ります。以前「ミュージック・ポートレート」という、有名人と有名人が対談しながら人生の大切な10曲を選ぶ番組があったのですが、これがなかなか面白くて。語るほどの人生歩んでないガチ一般市民で申し訳ないんですが、ふと自分もやってみたくなってしまったので10曲選んでみました。
無人島にはこれだけあれば大丈夫だと思います(番組ではそんな設定は全くなかったのですが、なんかみんながあつ森やってるので頭の中が無人島気分になってしまいました。変なところで独自性強めてすみません。あとちょっとお酒に酔っていますうへへ)。

では行ってみましょう。レッツ無人島!

1.近道したい/須賀響子
アニソン界の「オモテ」国歌がLiaの鳥の詩なら、こちらは「ウラ」国歌ではないかと思っている。(イチ個人の見解です)
平成初期の子供向け動物アニメ「ぼのぼの」のエンディングテーマである。当時まだ小さかった方であれば、「しまっちゃうおじさん」回の独特の恐怖からよく覚えている場合も多いのではないだろうか…。
頑張るのは大切な事。だけどそれだけでは息が切れちゃう。苦労が美徳のように扱われ、ただでさえ不休で働く脳や身体に鞭を打ってさらに頑張って。
令和の時代の相次ぐ混乱に疲弊した我々の心に響く歌詞、川のせせらぎやオルゴール音だけ集めたCD並みのヒーリング力を持つこの曲。たまには肩の力、抜かなきゃね。
歌唱を担当する須賀響子氏が作詞も手掛けている。随分と前に歌手活動を引退されているとのこと。これだけの素晴らしい作品を世に出して下さったこと、その歌詞で幼き日の迷える自分に優しく手を差し伸べてくれたことに深く敬意を表したい。

2.友よ/関ジャニ∞
とんでもない名曲である。「アイドルソングなんて全然わからないし…」という方にこそ(自分もあまり詳しくはありませんでした)、騙されたと思って一度聴いてみてほしい。関ジャニ∞というグループの歴史そのものを感じる歌詞であると同時に、リスナーである我々、スターとは違う市井の人間としての我々の歴史そのものを歌った曲でもある。
人生は最高だ、そうだろう?と畳み掛ける歌詞にここまで泣けるのは、紛れもなく自分の人生が「最高ではない」からだ。そして、この歌詞に対し懐疑的になるどころか大きな感動を覚えるのは、おそらく問いかけている側も「人生は最高ではないということ」を分かっているからだ。
それでも、アイドルは希望を歌うのだ。笑顔を見せるのだ。最高じゃない人生を、最高にしようよ、続けようと力強く歌う。
生放送特番での彼らの等身大のパフォーマンス、表情に胸を打たれた。
この曲を主題歌としていたドラマ「俺の話は長い」は未視聴だが、こちらも非常に評判が良かったため、機会があればぜひ見てみたい。

3.優しい歌/Mr.Children
幼い頃に通っていたスイミングスクールがど田舎の家から車で1時間くらいはかかる街中にあって、送迎してもらう間に聴いていたカーラジオでよくミスチルの曲が掛かっていたのを思い出す。
道を挟んだ向こう側に親の出身高校があってよく青春時代の話をしてくれたこと、それがひどく大人びて聞こえて羨ましかったこと、時々デパートや雑貨店に立ち寄ったこと。
知り合った友達と話したアニメのこと、一緒に食べた自販機のアイス、途中でその子が引越して辞めてしまいしばらく手紙のやり取りをしたこと、それもある時から途絶えてしまったこと。
結局2年半くらい通い続けても平泳ぎは全然出来なかったこと…。
この曲くらいの頃のミスチルを聴くだけでそれらのことが思い出される。今思うとそこまでの都会でもなかったんだけど、子供にとっては歌も街も、プールの水も妙にキラキラとまぶしかった。

4.ギルド/BUMP OF CHICKEN
学校でうまく行かなかった時、仕事で行き詰まった時、何度この曲に立ち上がる力を貰ったか分からない。ずっと信頼している。

5.Just Like Honey/the jesus and mary chain
一曲くらいはこういう、なりふり構わず自分が好きだから聴くんだ!というものを入れ込みたかった。(このジャンル界隈が好きな方にとっては、知らない人はまず居ないであろうレベルの先駆け的大名曲ですが…)
この曲のプロモーションビデオは今見ても全然色褪せないので機会があれば併せてご覧いただきたい。4人とも成田凌みたいなイケメンだった。海外版の成田凌。
何年か前に収録アルバムPSYCHOCANDYの再現ツアーに行けなかったことはいまだに痛恨の極み。

6.アナザーモーニング/the pillows
彼らに関しては好きな曲はホント色々ありすぎて思い出もありすぎて全然絞れなくておんおん唸ったのだが、悲しい夜に出会ってもこれを朝聴くと起動スイッチがちゃんと入るので…。
ある種の達観と覚悟。彼らが音楽好きやアーティストたちを中心に支持され、30年以上の長きにわたり愛されるバンドとなったひとつの所以ではないだろうか。

7.LEO/tacica
高校男子バレーボール部員たちの成長を描いたアニメ「ハイキュー‼︎」1期後半のエンディングテーマとして知る。
当該エンディングは部活モノにおいて1人の部員のみに終始スポットライトを当てた映像世界の構成の斬新さもあり、今まで見てきたいくつものアニメの中でも特に印象に残っている。
暗夜行路というか、夜間飛行というか。走るひとりの青年の息遣いが聞こえるような、そういう詩的な味のある一曲。

8.embrace/BUMP OF CHICKEN
初めて聴いたとき、抱き締められたような温かさを感じて思わず泣いた。ヒトは安心した時も涙を流す生き物なのだと知った。
基本日常生活であればひとりでも無問題な人生なのだが、ふと心の隙間に寂しさが射し込んだらこれを聴いてる。

9.月光/鬼束ちひろ
世界の終わりが近いなぁと思った日に聴くのがこれ。あえて生まれてきた意味を問う内容の曲を。
絶望的な歌詞世界といえばそうなんだけど、それだけじゃない、というか嘆きよりもっと高い次元の感情を歌ってると思うんだよね。
聴いていると不思議と気分が落ち着く、祈りに通ずるような崇高さがある。

10.風をあつめて/はっぴいえんど
今日が世界の終わりだなと思ったらもうこれでいきたい。はっぴいえんどにしようぜ。だって人生なんて未完成のまま完成に近くなっていくようなものでしょ?
紅茶も飲まず、サイダーも飲まず、ひとり夜風にあたりながらそっと心穏やかに音楽が聴きたい。ふふって笑いながら。

以上!もしも気になる曲があったらぜひ聴いてみてね。
みなさんの大切な曲もぜひ教えてください。

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