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ロック批評の参考図書(アメリカ編)

note用にストックしてた記事を全部使ってしまったので、また書き溜めたり過去原稿を発掘したりしなくてはいけないのですが、何を更新すればいいか迷って、最近は何か読みたいのありますか?と周囲に聞いています。

「意外と普通のネタがいいと思いますよ。ばるぼらさんは飽きてても、普通の人は飽きるほどサブカルとか見てないから……」と言われたので、たまには「基本」的なことを書いてみよう。と思ってたところに「じゃあロック批評とかの話で何か」と言われたので、ロック批評の基本の話を書く!


今からロック批評家になろうとしたら、めちゃくちゃ大変です。だってロックンロールが1950年代に生まれて、ロックが1960年代に生まれたとすれば、2020年代までの60~70年分の叡智を踏まえた上で発言しなきゃいけないわけですから……。もちろん最初はそんなことをしなくてもいいんですが。

しかしロックの名盤が語られ続けるのに対して、ロック批評の名著が語られ続けているかといえば、そうでもない。そのため、新しくロック批評を始めようとか読んでみようと思った時に、何から読めばいいのか微妙にわからない、という事態が発生します。なので、ここでは日本語で読めるロック批評の基本書を紹介していきましょう。沢山紹介するとぼやけるので、今回はアメリカ編。

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