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休刊、休刊、また休刊!廃刊されたオタク向け雑誌(2010年『現代視覚文化研究』vol.4)

※画像が一部発掘できず大きいのと小さいのが混じってます。

2000年代のオタク雑誌を「萌え」をキーワードに見てみれば、イラストがカラーで綺麗に載っているビジュアル誌が席巻したといっていいだろう。しかし一方で1999年の『アニメ批評』休刊を踏まえ、オタク文化向けの評論誌はどうすれば成り立つのかを探し続けた10年だったようにも思える。ネットと競合する情報誌は次々と休刊する一方、読者の所有欲を刺激すべくマンガ誌は付録だらけになっていく。この10年で、書店の風景は随分と変わった。ここでは、時代が変化する過程で消えていった雑誌を取り上げる。

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LOGiN
エンターブレイン
『月刊アスキー』(これも休刊)が派生する形で、1982年5月に創刊したパソコン文化誌。ゲーム記事が多めの構成で、エンタテインメント路線が大きな特徴だった。初期の読者投稿コーナー「ヤマログ」はファミ通町内会の原型とも言え、オタク的な笑いのセンスの礎を築いた。
08年7月号で…休刊!

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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