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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに…
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記事一覧

メモ:小沢健二の未収録音源(昔の)

小沢健二の楽曲リストを一度知り合いに頼まれて作ったことがあり、それで更新しようとしたらデータがどっかいってしまった。悔しい。別の内容にしよう。 音楽好きだと「レア音源!」というのに心を奪われることが何度もあると思いますが、ワタシは昔から「音盤になってるか否か」が興味の対象で、ライヴでだけ披露された新曲、とかだと、ちょっと興味が薄いんですよね。レコードでもCDでもなんでもいいけどトラックという形になっているものが好き。妙に好き。 小沢健二はプロモ盤だけの音源というのがいくつ

雑談:個性と独特は別物

「個性的な作品を作りたいんだけど、どうすればいいのか悩んでる」と言う人と会ったので、こんな話をした。 「個性」っていうのは手癖であって、「このパターン見覚えがある!」という感覚が個体認識につながるわけだから、とにかく数を世に出さないと個性も何もないのではないか。「自分らしさ」というのは逆説的に独特さではなくて、単に「自分が好きで毎回やっちゃう表現方法」なんじゃないか。 ただ「独特」というのは一作だけでもわかって、それはこれまで受け手が見てきたものとの比較だから。でもその独

雑談:マルセル・デュシャンの代表作はマルセル・デュシャンの作品ではない、と近年言われている

マルセル・デュシャンといえばコンセプチュアル・アートの創始者であり、現代美術の出発点として、その名が歴史に刻まれています。デュシャンの代表作は日本では「泉」という名前で知られている(本当は「噴水」のほうが意味が近いらしい)、1917年に発表した「Fontaine」です。 どこからどう見ても男性用小便器ですが、既製品(レディメイド)を美術館にアート作品として展示しようとしたことで、「芸術とは何か?」「芸術を芸術として成り立たせているものは何か?」を問い直した意義は大きく、20

Future Listening!以前が気になる

テイ・トウワのアルバムはほぼ毎回買っている程度には好きなんですが、やはり最初のソロアルバム『Future Listening!』は特別な音がするな……といつ聴いても思います。とか言ってたらこのアルバム、今年で30周年じゃないですか! 今回は『Future Listening!』に至る活動を追っていきましょう。

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©ファミリーツリー:真ん中左辺り

久しぶりにコーネリアスパンフレットのロックファミリーツリーの話。もっと解説しようと思ってたのにすっかり忘れてた。笑い。今回はハバナ・エキゾチカ(Havana Exotica)の辺り。バッファロー・ドーターの前身グループとして知られますが、昨今は聴く機会がないかもしれません。 この辺ね!

1973年8月11日はヒップホップの誕生日じゃない

前にtwitterにだらだらと書いてたのを清書。 2023年8月11日に「ヒップホップ50周年!」と盛り上がったのは記憶に新しいです。覚えてますか? 米国副大統領官邸で行われたパーティでは副大統領カマラ・ハリスが「ヒップホップは究極のアメリカのアートフォーム」と発言したほど、アメリカの国力の一つとなりました。 その50年前、つまり誕生日は1973年8月11日ということになります。なんでその日なの?というと、こういう画像がネットに出回ってるからですね。 何かのパーティのフ

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コミティア149で買った本

2024年8月18日(日)に東京ビッグサイトで開催された「コミティア149」に行ってきました。『コミティア魂』を出したことだし、2024年は40周年イヤーでめでたいわけだし、今年は全部行くつもり。148の時と同じ書き出しです。今回も買った本を紹介していこう! 不貞寝『Space』サークル名は「日辻会」になってました。TwitterでサンプルがRTされてきてて気にはなったものの、とくにメモらず。で、会場をぶらぶらしてたらこの表紙のコピー誌が机の上に数冊テキトウに並んでるのが目

「松岡正剛は何をした人なの」と聞かれたらなんと答えればいいのか

松岡正剛が8月12日に肺炎で亡くなりました。80歳。悲しい。100歳まで生きるんじゃないかと思っていました。 「著述家」などと書いてありますが、なんですかね、著述家って。文章を書くことが松岡正剛の仕事の中心だとでも言うのでしょうか。もし知っている人が肩書をつけるならば「編集者」だと思います。 松岡正剛は間違いなく「編集」に特化した人物です。この「編集」の意味が世間一般的な意味とはズレるため、わかりにくいことは認めます。一般的には「複数の素材を取捨選択・関連付けて配置し、一

¥300

田名網敬一が再評価された時代を思い出す

日本を代表するデザイナー/イラストレーター/アーティストの田名網敬一が8月9日、88歳で亡くなりました。本当に最近まで精力的な活動をしていたので、残念な限りです。 一目でわかる個性的な作風が、そのまま評価されました。日本の伝説的なサイケデリック作家であると。

元ネタ:QJ0

暑くてパソコン開きたくねえ~~とかやってたら更新が止まりかけていた。危ない。通常運転に戻したい。 とりあえず本腰入れる前に小ネタ。

好きな和音(コード)の話

なんかパッと書けるキャッチーな話題が思いつかなくて、また微妙な記事になってしまった……。好きな和音の話。 和音!最高!知ってますよね、和音。かずね、ではありません。わおん。WAONではない。コード。chord。 ポップミュージックの要素の中でどれが好きか?というところでその人の嗜好性が出ると思います。最初はどんな人も「歌」を聞くと思いますが、なにかのきっかけでその背景にある音の構造に興味が移った時、その耳はどこに向かうか? これがトラックメーカーと呼ばれる人達は「ビート」

雑談:五番街と日本のインディーズ

「五番街」が破産申請したニュースを見て驚きました。五番街というと、かつて下北沢と池袋にあったレコード屋という印象でしたが、まさかまだあったとは、と思った……。ごめん。 このお店にたいして行ってもないワタシがなぜ反応するかと言うと、やはり日本のインディーズの歴史において結構重要な店だから、といえます。 というのは、本部で働いていた生悦住さんが明大前に1980年に開店したのが「モダ~ン・ミュージック」で、下北沢店の店長として働いていた渡辺さんが三軒茶屋に1984年に開店したの

メモ:¿LOS APSON?も30周年

今年はいろんな30周年があるなーと思っていたが、日本が誇るカルトショップ「ロス・アプソン」が2024年8月7日で30周年を迎えるというのを見て、すごい年だなと改めて思った。メモ。

メモ:『炎上の「嘘」』読んだメモ

自分のイベントで忙しかったのでようやく読んだ。のでメモ。