アカツカの履歴書・その他の活動(2008年『赤塚不二夫 KAWADE夢ムック』)
六〇年代から八〇年代にかけて、日本のマンガ家のイメージをがらりと変えた「マンガ以外のことをするマンガ家」といえば、手塚治虫を除けば、その筆頭として赤塚の名があげられるだろう。別ページで触れられている芸能プロ、雑誌編集、レーシング・チームなど、(どれも失敗しているが)普通のマンガ家のイメージからは離れたものに手を出しているのは、マンガが一般に認知されるようになったことで、マンガ家が絵を描くこと以外の仕事をしても奇異の目で見られなくなった、マンガ家の社会的地位が向上した時代的な背