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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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2022年1月の記事一覧

姉弟の心が離れていた時、弟がつけた子供の名前。

真夜中、ぼんやりとテレビをつけたまま 放心していた。 これが噂のあのドラマなのかと思いな…

タイムライン、書いてゆくためのことばに出会う夜。

タイムラインを夜眺めていると、たくさんの 人たちの今日という時間が確かに刻まれて、 心が…

ひとりひとりのあらすじを、つないでみたら。

光の場合。 どうして光と書いてあきらと読ませる名前を両親がつけてしまったんだろうと光は思…

泣きながら食べた、ブラジルの小さなパン。

わたしの好きなドラマ、「カルテット」。 夢がかないそうで叶わない。 いつまでこんなことや…

母の呼吸が、今日も並んで待っている。

いつもどこかに出かける時は 急いでいるので、玄関先をゆっくり 眺めることはないけれど。 …

恋のいのちと、眼なき魚と、あなたの言葉。

今日はちゃんと、ストーリーのあるものを 書きたかった。 noteを書こうと思う時、無性にそう…

手紙を書くように、言葉を書いている。

転機って、思いがけないところにあるから。 今やってることと全然違うところにあることも あるしね。 そう言ってくれたのは、わたしが憧れていた 書き手の方だった。 いわゆる、ターニングポイントというのは、 その時はみえないもので。 振り返ってみた時、あの時のあれが、ああ! みたいになるもんだよって教えてくれた。 わたしの第一歌集を読んで頂いて、評語まで 頂けた。 リアルを越えて超リアルの世界だったって 評してくださった。 リアルとはどういうことかという話

ミュージシャンと、野の花と。

noteを書く時はSpotifyを聞きながらって いうのがクセになっているので、昨日は ポッドキャ…

モレスキンの手帳で、出会えた言葉たち。

いつもなら去年のうちに買う手帳。 今年は店頭で買わないで Amazonで買うことにした。 モレス…

夜のどこかで、なにかを創っているあなたを想う。

夜、眠れない時にぼんやりと考えているのは この夜のどこかで、夜を徹してなにかを創り 続け…

「今日の注目の記事」に、かつてのわたしの憧れが描かれていた。

ことばだけなのに。 写真って、ひとつもなかったのに。 すごく、息子さんとお父さんの絵が …

どこで、「、」を打つか。あなたの呼吸を感じる時。

文章には「、」と「。」があるわけで。 文章を終わらせるには「。」を打てばいい。 でもこの…

27年前のあの日、わたしを救ってくれた花束。

今日は1月17日。 カレンダーのたくさんの日付の中の 一日ではあるけれど。 阪神淡路大震災…

誰かと一緒にいるじぶんを、好きだと感じる時。

このあいだ、仲良くさせて頂いている Мちゃんから「愛と恋ってなんでしょうね」って 尋ねられた。 大きいぞ、その問題はって思いながらも あてずっぽうにわたしは わたしが答えられる簡単な問いでは ないけれど 少し面白そうだからつらつら考えていた。 愛を失くしたらスペアがないとわたしが 感じていたのは、そこに幻の時間の単位 「永遠」を想ったからかもしれない。 愛の枕詞としての「永遠」は、想像の たまものだ。 無償の愛はあっても無償の恋はない。 恋わずらい