TAJIRI新刊・全章全目次『完全』公開
TAJIRI新刊
『真・プロレスラーは観客に何を見せているのか 30年やってわかったこと』
全章全目次
■はじめに──4年の歳月がプロレスと社会を変えた
■第1章 プロレス界を生き抜く条件
〇全日本プロレス若手に指導した「表現技法」
〇オレの「実の子」フランシスコ・アキラの成長
〇成功するための絶対法則とは
〇すべてはお金のために行う=プロ意識
〇「プロ意識」と「プレイヤー意識」
〇猪木&闘魂イメージ払拭と新日本の成功
〇斉藤兄弟が海外修行で得た「考える」生存戦略
〇多様化する価値観を持つために「海を渡れ」
〇プロレス海外修行の意味
〇「日本にいたい」としがみつく若者の心理
■第2章 メジャーとインディーの壁はあるのか
〇越境を許さなかったメジャー団体
〇新日本プロレスは「おっかなかった」
〇真壁刀義に言われた「出て行ってもらえますか」
〇「某選手」に投げかけられた強烈な一撃
〇イラつくライガーが「こいつ潰すぞ!」
〇プロレスも一般社会もフラットになってしまった
■第3章 技術論──プロレスラーの土台となるもの
〇「基礎体力」と「表現の仕方」を同時に鍛える
〇一般人とかけ離れたキャラクターであれ
〇デカい選手の速い動きはデカさという武器を殺す
〇前転後、最高にかっこいい決めポーズができるか
〇緩急をつければ速く動いているように見える
〇リング内の4本のライン上で攻防は行われる
〇「観客に何を見せるか」への考え方
〇技の前に「観客に手拍子を求める」のは最低だ
〇海外団体のビジネスとしての有料セミナー
〇体で覚える前に、頭で理解すべきこと
〇芸能人を怪我なくリングに上げる
■第4章 プロレスの技は本当に進化しているのか
〇プロレスの技はデフレを起こしている
〇新規ファン獲得よりマニア向けにする罠
〇まったく効かない「エルボー合戦」の無意味
〇エンターテイナーか、アーティストか
〇相手を追い込んでいながら逆転される不思議
〇大谷晋二郎の怪我と「効かない技」の問題
〇ファンに媚びる「商人」になってはいけない
〇木谷高明氏の名言「すべてのジャンルはマニアが潰す」
〇エプロン攻防の日常化で「危険創造能力」が消える
■第5章 道場論──プロレスラーの魂を鍛える場所
〇道場はコーチと仲間がいることで成立する
〇ルチャの稽古はアマレスの組み技が重点
〇肉体を追い込んだ向こうに魂の鍛錬は存在する
〇一人でやれる練習を道場でやるのはもったいない
〇日本が世界に誇る「寮」という生活システム
〇お金を貯めて「自腹」で海を渡る=修行
■第6章 いまプロレスでカネは稼げるのか
〇月給10万円を超えなかったインディー時代
〇プロレスラーを目指す有形・無形の理由
〇大日本でやり続けていては、将来が……
〇ECW崩壊で胸に誓った「あること」
〇最高峰WWEのお金の仕組みを話そう
〇「人生変わった!」と思えたプロフェッショナル空間
〇グッズ売上5年分の不労所得で家族4人海外旅行3回
〇DSE時代のハッスルはバブリーだった!
〇「人生の武器」となるTAJIRIの言葉
■第7章 コミュ力──プロレスラーに必須のスキル
〇幸福の「プロレス式コミュニケーション術」
〇九州のキリスト様・筑前理事長の得な性格
〇「クレームの来ないプロレス」が氾濫する
〇団体を去る理由、去れない理由
〇見切りをつける能力と、スパッとやめる実行力
〇WWEで学んだ「緊張」しない考え方
〇「あとX時間後にはこの光景が現実のものとなる」
〇いちばん好きなことを仕事にする決意=夢
〇ライバルが少ない、自分が目立てる道を選ぶ
〇自信があるならやればいい、それだけだ
〇会社はお前らの何を売り出せばいいのか?
〇「自分とはなんぞや!?」キャラクターを考える
■第8章 SNSとプロレスの歪んだ関係
〇プロレスの情報を入手するルートの激変
〇不確かな「らしい」で物語をつくれていた時代
〇「TAJIRIは選手と団体を洗脳する」説について
〇あの会社でTAJIRI体制つくってカネになるか!
〇プロは「火ダネとなる噂」をどうさばくのか
〇TAJIRIに「王道」がメチャクチャにされる
〇ネットによってすべてが身近になった悪影響
■第9章 プロレスは中央から地方へ
〇九州プロレスにSMASHの世界観を見た
〇プロレスに対して「不感症」になっていた
〇集客に苦戦する団体もある中で「無料開催」
〇人生の残り時間から逆算して仕事を考え直す
〇東京と福岡──プロレスラーをめぐる違い
〇あらゆるものがありすぎる中央の弊害
〇九州で変わった「歩くスピード」
〇いまの自分にとって本質的に必要なものとは
■第10章 達成感の最終回を探す旅へ
〇プロレスデビュー30周年に思うこと
〇天龍さんの技「53歳」を考える
〇50代がまっとうすべき役割とは何か
〇武藤さんはいまのプロレスに夢中になることを卒業したか
〇世の中に対して言いたいことを代弁するプロレスラー
〇全日本・福田社長の「バカ殿」はなぜ必要だったか
〇不特定多数に元気を届ける──筑前さんの思想
〇「本物の達成感を得よ」とオレは若手を洗脳する
解説──「プロ」としての哲学の在り処 川添 愛
3月8日
徳間書店より発売
税込¥1100
文庫サイズ400ページ
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