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寝台列車の思い出

西の方で新しい寝台列車(寝台電車)が走り始めたそうですね。

いわゆる毎日走る定期列車は、サンライズ瀬戸・出雲だけになりそれすらも今後どうなるかわからないなか、僕が乗ったことのある寝台列車を脳の活性化の意味でも振り返っておくことにする。

●583系寝台電車はくつる
青函トンネルが開通して間もない頃だと思う。函館への家族旅行に行った。
姉とのジャンケンに負け、3段寝台の狭い中段に入った。小窓がついていて、そこから見る景色にドキドキした記憶がある。

●B寝台 出雲
小学校低学年であろうか。家族で親戚のいる鳥取へ向かった。このときは2段寝台の下段を勝ち取り深夜に駅を通過する景色、夜中に電気機関車からディーゼル機関車に交換する長時間停車の京都の駅名標を見た覚えがある。
この時の帰路は岡山に出て新幹線に乗った。岡山までは急行砂丘に乗ったようである。後の鉄道雑誌を見るとタブレット(列車通行手形)を通過しながら交換するなど平成初期ながら昭和の景色が残っていたようで、今思えば見ておきたかった。

●A寝台 急行銀河
前代の銀河である。東京〜大阪新幹線であれば3時間のところを6時間超かけて走る夜行列車であった。何で乗ったのかうまく記憶にないがB寝台より広いベッドに興奮していた。車端部にラウンジのようなスペースがあったらしいが、おそらく小学生〜中学生だったので大人に占領されているところには乗り込んでいけなかった。

●B寝台 北斗星
小学校高学年か。当時は北海道内の特急券自由席が乗り放題になる周遊券という切符があり、それを使って夏休みの旅行をした。僕が鉄道好きなのに配慮してか行きが北斗星、帰りが特急+新幹線と長い道のりであった。
夕食は予約制で高級なので食べられなかったが、朝食のみ食堂車を利用することができた。車窓を見ながら食べる洋朝食は新鮮であった。また、シャワー室があり電車の中で服を脱ぐという行為に妙な興奮を覚えた記憶もある(笑)

●B寝台 あけぼの
時代は飛んで社会人で彼女とGW旅行に弘前へ桜を見に行く際、あけぼの号を使うとGWではない平日出発扱いで少し安くなるので利用。彼女は寝台列車初めてで良く眠れなかったと話していた。途中ダイヤが乱れて津軽鉄道に乗り換える駅(五所川原?)に11時近くになったことを覚えている。

●B寝台・B寝台個室 北陸
出身はさいたま市であるが、大学は金沢へ行っていた。当時は新幹線は開通しておらず、首都圏との往来は「ほくほく線」という第三セクター鉄道を介して大宮まで4時間か、寝台列車、そして高速バスという手段であった。
就活で実家に泊まりつつ大宮以南が横浜か品川あたりまで1週間乗り放題になる往復切符があったため、B寝台で北陸豪をよく使っていた。飲みなれない「氷結」を飲んで眠りについていた。たまに空いていれば個室B寝台も使えるという大変お得な切符であった。

今は気軽に乗れる寝台列車はなくなってしまったが、各社のクルーズ列車にはそのうち乗ってみたい。

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