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110,ポーツマス修行
フェス前日、初めてのポーツマスに向かう。
ぐずっとした天気で、ロンドンを出発し電車で向かったはいいけどどんどん天気は悪くなる一方だった。
ポーツマスに到着し、そこからバスに乗ってB&Bに向かうのだけど、バスの乗り方がわからない。
とりあえずバス停で、バスを待っているとやはりここもヨークと同じように観光バスのような見た目のバスが走ってきた。
行先も書いていない、真っ白なバス。
本当に路面バス??
と疑いながらも、手を上げなければバスは停まってくれない。
恐る恐る手を上げると、チカっとライトを光らせて私を見つけたことに反応してくれる。
「ここまで行きたいんですけど。」と、スマホの画面を見せながら聞くと
「のりなー!」と。
お金は現金で支払った。
そして、バスに乗っているとスコールが。笑
この中を歩くのか。なかなかの修行ではないか
とちょっと面白がってる自分がいた。
降りるバス付近に近づき、バスを降りたら一時的に雨が弱まった。
「あぁ、神様本当にありがとうございます!雨、弱めてくれて!」
と心の中でマジの感謝
運転手さんから
「good luck!enjoy the whether!」と言われてバスをあとにする。
歩いて10分くらいでB&Bに到着。
到着の少し前にまたバケツをひっくり返したような雨が降り、結構濡れた。
ちなみにバスを降りてすぐぐらいに、差した傘はあっという間に強風で折れた。笑
びしょ濡れ状態で、恥ずかしき姿になってしまった。
B&Bのオーナーさんに挨拶すると、
「雨大変だったね、すぐ部屋をあたためてあげるからね。セントラルヒーターの付け方わかる?つけてあげようか?」
とすごく手厚く迎えてくれた。
荷物も運んでくれて、タオルも追加でたくさん持ってきてくれた。
優しすぎる。
部屋に案内されて
「小さい部屋だけど、共有のシャワールームからも近いし、トイレも近い。日本人の子が来ると知って、嬉しくてこの部屋を用意したんだよ。」
と言われた。
こんな一言に、救われるし嬉しいと思える。
それから実際に、共有シャワールームが近いのはとてもありがたかった。
他の宿泊客が裸体にタオルを巻いて、階段を上り下りしているのを見たので、ドアを開けてすぐにシャワールームに行けるのは本当に助かった。
日本人でよかった。
そして、オーナーさんが優しくてよかった。
セントラルヒーターをつけてくれて、操作方法もしっかりと教えてくれて、あとで紅茶とビスケットを運ぶから、部屋でくつろいでて!!
と部屋を出て行った。
と素晴らしい歓迎。
のちほど、ほんとうに紅茶とビスケットを運んできてくれた。
「リラックスしてね。なにかあったらすぐに言ってね」
と言ったきり、そっとしておいてくれた。
最高である。
接客顧客満足度100点満点である。
びしょぬれになった服などを部屋のいたるところに、ハンガーで吊るして乾かした。
そしてすぐに寝たのであった。
プロポーズまであと393日
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