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73.夏風邪と鼻づまり、からも学べる

朝起きると、また熱っぽかった。
夏に高熱で、頭がすごく痛かったのを覚えている。

今思い返せば、知恵熱かもしれない。

竹野内君が、「学校終わりによかったらランチしませんか?」と誘ってくれたけど、それも断る。

帰り道途中まで一緒に歩いて、なんでイギリスに来たか聞かれたりした。

頭が痛くてあまり覚えていないけど、アンジーの愛想は最悪だったと思う。
学校を出てからは仕方なく、私も日本語対応をした。

竹野内君は、外資系?かなんかの会社勤めで秋からがっつり英語を使う部署に移動するらしい。それまでに、英語力を高めたいと思って有給を使って短期留学したのだと。


すごいアグレッシブで超エリートだ。

日本にいたとしたら一緒に並んで歩けるようなタイプじゃないし、まず関わることはないだろうグループの人。

留学して日本人と絡むなんて論外!なアンジーさんだったけど、こうして日本国内だったらあり得ないタイプの日本人と関われるのも、一種の醍醐味なのかもしれない。

あと、幸い竹野内君はパリピとか意識高い系、オラオラ系でもなく、文化的で落ち着いたタイプだったから、ありがたかった。

竹野内君と別れてから、私はまた図書館・Pubコース。
だけどこの日は少し気分を変えていつもと違うPUBにいって勉強した。
頭が痛くて、鼻水も止まらない完全な夏風邪。

こちらの人は鼻水をすするのは失礼・下品で、鼻水が出たらその都度、鼻をかまなければいけない。
人前で鼻をかむのが恥ずかしくて、最初は全然かめなかったけど、この熱で慣れた。

風邪ひとつからでも、学ぶことはたくさんある。アンジーのヨーロッパ生活レベルがあがった。

プロポーズまで456日

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