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異世界の意味とは

※これは個人的な考察であってある意味厳密性を欠いている部分もあるかもしれません。その点はご容赦ください。また太字は重要な概念だと思われるもので随時そのテーマで書いていけたらと思っています。

はやりの異世界ものですが
そもそも世界がいくつもある
多次元宇宙や平行宇宙などは
ある根拠は科学的にはありません

いや物理学者も支持しているって
聞いたけどどういうこと?


結論からいうと
そういう学説を支持している人は
物理学者の多数ではなくあくまでも
可能性としては否定できないというだけです

つまりこう言われているじゃないですが

理論的にはあり得ますが


理論的な可能性は単なる可能性であって確定事項ではない

そうです理論的にあるだけで
そこが本筋とは言っていません
それを真剣に信じて
研究している物理学者は
さほど多くはないはずです

科学のいう理論的には
というのは可能性の話で
厳密に証明された時だけ
科学は現実に
なるものなので

理論的というのは
絵空事とそう変わらないのです

科学の中にはそういうものが
結構多くあってそれらは
学説とか何たら論とか言われます

きちんとしたものになると
何とか学となるのです

※人類の進化のメカニズムの一つとして挙げられている進化論も論なのでこれと同じものです。進化は偶然生じた変異によって行われるというのですが一度の変異ですぐに進化するというものではありません。何度も積み重ねて少しづつ変化するとしているのである学者は到底そのランダムさだと人類まで進化するのにかかる時間が実際のと違いすぎるという人もいるのですが、そもそも最初の一撃はどこからきたのかそれについては進化論では説明しがたくちょっと曖昧になっています。進化論は進化の現象面を説明している理論とも言えますがこれも一つの学説つまり仮説ではあります

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つまり可能性でしかないために
実際のところそれを扱う学者も少なく
ただ一般的にはセンセーショナルなので
受けがいいだけです

そもそも物理学的な内容を一般的に
説明するのは相当困難ですので
誰も聞こうとはしません

けれどアニメのような話は
人の気を引くので
それでネタ的に言っている
学者の方が多いとは思います


では異世界は何を意味するのか

単純に考えれば世界というものが
何を意味するかによって異世界も
変わってきます

世界というものが
地理的な広がりを持ったものなら
そもそも月面も異世界と規定も
できますし宇宙空間ですら異世界です

また映画館のような密閉された
空間で映画をみたりすることも
異世界にいると言えなくもありません

同窓会すら時間が元に戻ったような
感覚を味わいのでしょうから
それも今の現実と違和感があるので
異世界ましてこの場合は
タイムスリップと言えもします

物理的に時間を逆行するだけが
勿論タイムスリップではありません

物理的な概念だけで時間や空間
そして世界を考えるから
異世界がいわゆるアニメのように
なっていると考えるだけです

実際のところそんな異なる世界は
大航海時代ならまだしも
また地動説が異端だった時代ならまだしも
今や衛星が世界を駆け回っている
そんな時代ですから
そんな世界があるというのも

まして時空の歪みなどに物質体でもある
人が遭遇しそこを抜けて転移するとか
そういうことも相対性理論から
無理であるとも言われていますし

異世界というのはつまりそういう
物質的な何か異なる存在ではなくて
先にあげた同窓会のように
人がとらえる認識の世界が
今の現実とは違い異なるという
ことが妥当だと思えます

たくさんある平行世界は人の認識の違いの分だけある?

イベントホライズン
世界線

そんな印象的な言葉は
まあ気になるしとても魅力的ではありますが
現実は過酷ですロマンもありません

ですが確かに異世界は存在します
それも人の数だけ

これは誰もがそう言われればそうだと
思うことでしょう

そんな単純なわけはと

でも考えてみてください
確かに一人一人
人が見ている世界は違っていて
そして人がこれが現実だと
思っているものは違っています

その一つ一つがその人にとっては
世界であってそして人の数だけ
その意味では世界が存在します

全く同じ世界だらけでしょうか
いえそんなことはありません

だから異世界は他の人の見ている
世界だとも言えるのです

こう考えるとロマンも本当になく
つまらないものになります

だからアニメや物語では
ああいう誇張された形になっているのです

そもそも誰もが
ドラマはニュースが現実そのものだと
思っていないでしょう?

そこには違和感やゆがみがもちろんあります
客観性を主張すればするほど
主観的になるといった哲学者が
いましたが

まさにその通りです

その意味で異世界を考え直してみると
面白いことがわかります

世界というもの現実というものは人の主観によって再構築された二次創作物


異世界ものの構造はこのように
人が抱く世界とか意識とか
認識の違い

いわゆる主観の違いによって
生じる誤差みたいなものです

異世界というのはそういう
人の認識の違いのことを
ある意味注目しているとも言えます

そして人の認識の違いで
世界すら変わるということも

確かに陽キャな人と
陰キャな人で捉える世界は
違うことでしょう

同じ時代と時とそして
場所まで共有していても
その人の生じる世界は
違ったものになるのです

量子論的な世界観というのが
あるかと思います

人がその意味では自分の主観で
世界を再構築し二次的に創造したような
立場に立っているのです

これはどういうことを意味するかというと

私の認識をもっと根源的に正しいものに
近づけたいという人の欲望から
生じた叫びなのかと

特に異世界ものにおいて
ループものやら
また魔法という超越的な力が
良く持ち入れられるのは
現実に縛られずそれを超えて
また違い認識を得ていきたいと
そういう思いが強く現代人に
あるのではないとそう思うのです

それに異世界ものは
ほとんど英雄になるための
成長物語ですし

その要素は強いでしょう

つまり異世界とは今の現実が
そもそも全てでないというのを
端的に表したかっただけで
本当に異世界という地理的な
何かや空間があるわけではない
ということですが

まあそんなこと言われなくても
わかることですよね

ただなぜ中世騎士物語
異世界ものの中心になるのか
実はそこに深い象徴的な意味が
あるのだと私は思っています


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