幻影(イリュージョン)というと、恰好よさげだがそれはある意味妄想とそう変わらない件

人はなぜか影が好きです
闇の中にあるのは、人の日常だからなのか

こうした影の象徴である、幻影とかに何か惹かれます

しかしながら、幻影は虚無と親和性が強く
そもそも、存在の根拠もないのかもしれません

つかみどころがないから、という意味だけの
幻影ならば、まだ何かつかめたら
そこに希望があるやもしれませんが

基本幻影は、どうも刹那的な輝きに満ちている
そんな夢物語でしかなさそうです

幻影の正体とは、何なのでしょうか


幻影は人の存在そのもので人は不可知な世界線だらけの中で生きているのか

人は完全な認識や、世界観をもちろん持てませんが
それでも、生きていくし存在もしないといけません

これはどう考えても、不安定なものでしかなく
その不安をどうにしかしたいと、思うのは必然なのですが

どうしたらいいのか、わからないのが現実です

この状況はある意味、人の存在そのものが幻影のように
映ってしまう魔術かもしれません

もし人が幻影そのものだとするなら、

人はそもそも、存在していないのかもしれませんし
人の主観の数だけ世界線があるのかもしれません

そんな不可知というか、不可解な現実を想定して
人は生涯、生きていかないといけないのでしょうか?

それが世界の真実であるかは
そもそもわからないものではありますが
そこに希望があるといより、混乱と混沌があるだけ
のようにも思えます

もちろん現実の不安定さを破壊して、
一度混乱というか無にするということは
必要なことかもしれませんが…


幻影は人の認識不足が生み出すものです

破壊というのは、単純な行動であって
それで人類は、よく失敗してきました

破壊というより更新、特に建設的な進歩というものが
きっと正解でしょう

理想の余り、破壊的行動で現実を性急に変える
革命的なことが、世界をよく更新してきた場合もなくはないですが

よくよく考えてみれば人は、だんだんと何かを
知っていくということの方が、理性的であり
スマートなものであると思えます

つまり幻影という破滅的なものは、人の存在の根本に根付いているように思えますが、

これは本来ある世界とか、存在とかの認識が欠如もしくはまだ未成熟で不完全な故に起こる過渡的な現象でしかないと

そう思えます

幻影は、そういう意味でそれ自体が恰好いいわけではありません
しかしながら幻影の存在という矛盾的な現実を
理解できなければ人は幻影を克服することも、
虚無から脱出することもしないでしょう

その意味で一件恰好いいように思えますが

幻影は途上のものなので

本当に恰好いいものは、幻影ではなくてそこから見れる本質です
それを求める作業というのを、実は人が苦しみながら

人生の中でしているといってもいいでしょう

それを忘れたとき

人は虚無の餌食、そして幻影崇拝主義に陥り
最終的には、何かの盲目的になり脳死やら思考停止
そして偶像崇拝者になるのです

幻影の源は魔的なもの

人を破壊やそして絶望に追い込む、
この幻影とか虚無ですが
これらは一体どういうところからの、作用なのでしょうか

確かに人に親和力のある、これらは人の存在の根幹と
何か関係はあるものですが

しかしながら、人はこれらと全く同じ存在であると
言い切ることはできないようです

どちらかというと、これらは人のある種の状態のように思えます
そしてこれらはどうもいい状態でもなさそうです

人はこれらを抱えていきていながらそれでも
そこから解放もされないかと思ってもいます

人の存在の根幹につかみかかるこれはどういうものかというと
どうも魔的なものと規定してもいいのかもしれません

特に人は魔にみせられる存在でもありますし…

なので幻影や虚無の本質がわかるなら魔の本質もきっと
何かヒントがでてくるのでしょう

ある意味探求する意味もあるものですが
飲み込まれないように気を付けないといけません

ただしあまり過剰に思うときっと
あなたは中二病になることでしょう

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