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【作業ログ】坂間の物理Ex12〜15,体系物理

坂間の物理(旺文社)

▼Ex12 摩擦のある面での単振動(水平ばね振り子)
・割と典型的な問題であるが,実数値が与えられていて珍しい.
・バカ正直に実数計算を進めるのは大変.
・文字で進めて最後に代入すると,消える文字も多く楽に計算できる.

▼Ex13 静電気力と重力の合力による運動
・中心からの微小変化の際に単振動を行う,というのは知らなかった.勉強になる.
・解説では原点を重力による位置エネルギーの基準としていて,私はつりあいの位置を重力による位置エネルギーの基準としていたので,解説が読みづらかった.
・位置エネルギーの基準は丁寧に生徒に伝えたい部分.

▼Ex14 ベルトコンベアー上の単振動
・摩擦の向きなどを考え始めると,なかなかイラスト内で運動を追いきれない.
・x−tグラフを書いて運動を追跡する技術があれば,難易度は下がりそう.
・単振動や2物体系の運動の際には必ずグラフを書く練習をさせたい.

▼Ex15 ばねのついた2物体の衝突と単振動
・前半は典型問題.2物体系の連立方程式を解くのは大変.
・受験生はいっぱい練習してほしい.
・(3)の解説で「換算質量を用いた単振動」という説明があるけれどよくわからなかったので,勉強したい.
・私は重心に立つ観測者からみた単振動として扱い,周期を求めた.

体系物理(教学社)

▼第2章 熱力学第一法則と比熱の標準問題 160〜169

・全体として,様々なスタート地点から,熱力学の法則を駆使する問題が並んでいた.
・受験生が解いたら,柔軟性のある力がつけられるだろう.

・一方で,定積変化では〇〇,定圧変化では〇〇,などのような問題もそれなりにあり,体系的でないと感じた.
・熱の分野は,『力のつりあい』『状態方程式』『熱力学第一法則』の3本だけを使いこなす形で生徒には問題にあたってもらいたい
・しかし,なかなかそういう設計の問題集がない.

・また,前の章に続き,ボルツマン定数kの取り扱いが厚く,
(分子の運動エネルギーの平均値)=3kT/2
を立式することからスタートする問題が多い.
・この知識は受験生に必要なのだろうか.

・やはり付属の解説だけでは受験生は勉強できない.教員によるサポートは必要.

本日は以上です.最後までお読みいただきありがとうございました.
より良い明日になりますように🍀

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