見出し画像

【院試日記 #32】東大院試当日を振り返る

東大院試から一ヶ月以上経過していますが、あの日がなんやかんや今後の人生を変えていきそうな気もするので振り返ります。

試験前日

家から東大は遠いので、当然のごとく東京に前乗り。
上野駅から歩いて10分ほどのビジホに向かう。その前に、夕飯を食べていなかったのと、当日の朝食を調達するためにコンビニへ。

試験前日と当日の朝は何を食べたらいいのかわからなくなり、ググっておにぎりという答えにたどり着く。

しかし、その時の時間は午後6時でありコンビニのおにぎりは少ない。それでも少しだけ残っていたので手に取ると、普段しない行動に出る。
それは消費期限を見るという行動。(普段は絶対に消費期限なんか見ていない、それだけ神経質になっていたらしい)

そのコンビニにあったおにぎりは消費期限が翌日午前3時までが多く、翌日の朝食までの消費期限のおにぎりがなかったのだ。
そして、次のコンビニへ。
次のコンビニには僕の求めていたおにぎりがあり、そのおにぎりを買ってホテルに向かった。

チェックインを済ませ、客室につく。そして、ホテルの狭い机を利用し、過去問の確認をする。一通り確認したあと、シャワーを浴びた。
このとき時間は午後9時30分であり、寝る支度へ。
安眠効果のあるらしいカフェインレスのカモミールティーを淹れ、少しだけ安らぎの時間を得てから布団に入った。

カモミールティーのおかげか、すんなりと眠りに入ることができた。

しかし、一時間後、目が冷めてしまった。気づいたときには、僕は汗でTシャツがびしょびしょであり、シーツまで濡れていた。
暑すぎて目が冷めてしまったようだ。でも、冷房はちゃんと作動していて部屋の空気は涼しい。
どうやら僕は布団から出られずに汗だくになり起きてしまったようだ。

なぜ、布団から出られなかったのか。ホテルの布団は縁がすべてマットレスの下に入れ込まれていて、それを抜かずに寝たので、布団に磔にされた状態だったのだ。

このときの時刻は23:00ほど。試験会場には9時についていなくては行けないので、早く寝たい。

僕は布団問題を解決し、再び寝ようとするも眠れない。
寝ないと試験で頭が働かなくなってしまう。
寝なきゃと思いながら、しばらく目をつむるも眠れない。

そんな苦しい状態が2時間続いた。

そして、1:00 頃にやっと眠ることができた。

試験当日の朝

何重にもセットしておいたアラームによって起こされ、順調に出発の支度をする。ちゃんと前日買っておいた消費期限内のおにぎりを食す。

ホテルから試験会場まで歩きで20分ほど。時間に余裕をもってホテルをあとにした。

コンビニで昼食用のおにぎりを買う。ちゃんと消費期限も確認。
会場まで半分を切ったところで、雷が鳴り出す。
そして、雨が降り始め、折りたたみ傘を広げた。

雨はどんどん強くなっていき、傘ではどうにもならないほど強くなってしまった。一年で一番と言っていいほど強い雨。
会場まではもうすぐだったが、時間に余裕もあるので、雨宿りをした。そして、思わず笑ってしまった。

僕は中学で野球部だったので、雨が降ると反射的に喜んでしまう。
野球部経験者ならわかると思うが、雨= 練習中止 or 室内練 であり、雨は練習をラクにしてくれる恵みなのである。

受験者の中でも、こんな土砂降りになって喜ぶ人なんて自分くらいだろうと考えたら笑ってしまったのだ。

土砂降りはそう長くはつづかないので、雨脚が弱くなってから、歩きはじめ会場についた。そのときには雨で靴下までびしょびしょであったが、気にならなかった。

試験教室に着いてから自分の席を確認し、あたりを見回すと、受験者の中におじいちゃんがいた。
さすがは東大だと思った。

試験終了後

東大の院試内容を書き込むことは禁止されているので、細かいことは書けない。申し訳ない。

とにかくなんとか試験をすべて終えた。試験が終わったのは夕方で、ヘトヘトだった。
せっかく東大に来たので、安田講堂を背に写真でも取ろうかなとか考えたが、これから通う学校だからそんなことしなくてもいいか、なんてイキった理由で写真を取らずにすぐに上野駅に向かった。

上野公園にはきれいな池がある。大きい蓮の葉のような植物が池を埋め尽くしていて、池の真ん中にはきれいな中国風の建物がある。時間が夕方だった子もあり、とても幻想的だった。
その写真は撮っておけばよかったと今更ながら後悔している。

新幹線代をケチり、在来線で家まで戻る。在来線だとかなり時間がかかるので、1000円ほどのグリーン車を使うことにした(それでも新幹線よりは遥かに安いのだ)。
自分へのご褒美として、コンビニでレモンサワー500mlとチップスターを買って、電車に乗った。

電車では、院試勉強中はアンインストールしていたYoutubeをインストールして楽しんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?