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「存在への呪い」2000字1/2のホラー


忘れ物を学校に取りに行く。

学校の廊下。

歩きながら上を見上げると、

人の足跡が血だらけに見える。

血が私だけに

垂れる。

二階の踊り場。

あの世とこの世の境目。

私の友達はそこで死んじゃった。

だって、

抵抗しないほうがいいよって

言ったのに。

逝っっちゃったみたいだね。

音楽室。

一人で行ったら

見たことある先生が

話してきた。

顔は黒く、手は赤い。

声は、

モザイクがかかっているような

声。

声取られちゃった。

「が。。がぁっ。。。」

逃げた。

酷い先生。

こんな目に合わせるなんて。

怖いよ。

電気が点灯してる。

壁が真っ黒。

周りも真っ暗。

自分も真っ黒。

そうだ、

一週間前、、

めいちゃんが

私のこと

大嫌いって

言ってたっけ。

嫌いな人は

存在してほしくない

ものなんだよね。

私は

めいちゃんにとって

真っ黒な存在。

居て欲しくない

暗い存在。

教室。

真っ赤。

血だらけ。

私も

血だらけ。

忘れ物、

なんだっけ?

忘れてた

私の

友達。

先生。

みーんな

さようなら。

ガラッ

「めーいちゃん」

「―あすか。。。ちゃん?」

―下校の時間だよ?一緒にさようなら!



ー次の朝ー

ある学校の教室で遺体が見つかった。

小学一年生くらいの女児だった。

踊り場の近くには、血まみれの包丁が発見され、

音楽室では

喉をかきむしられた

40代の男性職員が

ピアノのそばで横たわっていた。

学校の廊下の

天井には

首を吊られた

30代の女性職員が

腸を出しながら

死んでいた。

台になるものは

近くになかったため、

他殺だと

思われた。

もともとこの学校は

数か月前に

五人の女児が

殺されたという

形跡が

残っている。

警察は

犯人が

同一人物だと

推測を立てながら

現場を調べている。

殺された

小学一年生の遺族は

こう述べた。

「夜中に忘れ物を取りに行かせたのが悪かったんです。私はとてもひどいことをあの子にしてしまいました」


葬儀は

遺体が発見された

翌日に

行われた。

学校の

職員、生徒が

ほとんど

参加した。


亡くなった人の

墓地には

大勢の人が

集まって

寄せ書きを

こう書いてあった。













「小池明日香ちゃん、井出公仁先生、佐々木愛奈先生













とっとと地獄に落ちてくれると

私はとっても嬉しいな。」










―おわり?



いかがでしたでしょうか。

いみこわではありませんが、

場面やストーリーを深く考える物語です。

前編の方などでは

皆さんのご想像にお任せ致します(笑)

コメントなどもお待ちしております!

ホラーを作り上げるのって

楽しいですよね。

*これはフィクションです。登場人物などもすべて想像上のキャラクターです。

#2000字のホラー #二分の一 #ホラー #ストーリー

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