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【#12】たかがパッケージ、されどパッケージ。

バタフライボードの福島です。

2021年1月14日(木)から7回目となるクラウドファンディングを実施するにあたり、プロダクトへの想いや開発プロセスなど私が実行してきた『進化のウラ側』を少しづつですが共有させて頂きます。

第12回目は、たかがパッケージ、されどパッケージ です。

パッケージに対する考え方は各社様々な視点があると思います。そしてEC販売が増加している近年では「売り場で目立つ」から、新しい価値の模索が始まっているように思います。

バタフライボードのパッケージに対する考え方は、世の中の潮流は考慮するものの、初代の2015年から一貫して『使う側』『届ける側』『作る側』がすべてがハッピーになれる『三方よし』の考えで設計を行っています。

今回のnotesXでは下記ポイントを目標に設計を行いました。

<使う側>

・ワクワク感
パッケージの段階では中の商品が全く見えない状態を作り、外装カバーを2段階で広げて商品と初対面するという体験設計と、必要情報を最小限にしてシンプルを極めたデザインで商品への期待感が高まる事を願って設計しました。

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・保管のしやすさ(処分のしやすさ)
パッケージサイズをA5サイズとしています。保管する場合は、一般的なビジネス書と同じサイズで背表紙を作っているので本の様に扱えます。また、処分する際は組み立て部分がなく、極限まで資材を減らしているので簡単に分別して処分ができるようにしています。

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<届ける側>

・輸送効率を高める最小サイズ
パッケージサイズを『noteX+ペン』をパッケージする最小サイズのA5サイズで厚さ15㎜としているため、定型サイズの輸送用梱包資材で隙間なく配送ができるようにしています。

特にクラウドファンディングでの2個セットリターンではA4サイズの定型サイズに2セット入れて緩衝材無しで隙間なく配送ができるようになっています。

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・商品を安全に保護する
過去海外クラファンで39か国への配送による荷扱いトラブルを経験し、耐衝撃性能はとても重要である痛感しており、notesXでは撃吸収材として優れる厳選したウレタンを利用し、商品の完全保護を行っています。

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<作る側>

・素材を無垢のままつかう
無駄な化粧をせずにミニマルであるというバタフライボードの思想はパッケージにも反映させています。これは見た目もあるのですが、作る側のメリットとして後加工なしで材料を型で抜いてそのまま使える資材は、保管場所や製作時間そしてNG品を最小限に抑えられ手離れよく生産ができるというメリットがあります。

・組み立てと保管のしやすさ
箱型のパッケージの様な組立時間を必要としない抜きっぱなしの資材を量産ラインでそのまま使い、だれもが直感で組み立てられる工夫をしています。

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パッケージはハードウェアを届ける以上今のところ確実に必要なものです。しかし、パッケージの仕様は後回しになりがちなのですが、配送や作りやすさなどコストに直結する事に加え、商品の第一印象を決定づけるものなので、この『三方よし』の考えで、製品の開発初期から方向性を決めておく事が重要だと思っています。notesXの場合は、製品のサイズ決定の際にパッケージの構想があったため、ペンを含めてA5サイズのパッケージサイズが実現できました。。。。

バタフライボードは “Hello, idea”® をコンセプトにアイデアに出会う道具を進化させ続けている会社です。


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