見出し画像

「優しさを伝えたい」という話を聞いて

最近感動した出来事について。

おれはある有名なゲーム音楽の作曲家が大好きで、ファンクラブにも入っているんだけど、先日ファンクラブ限定のトークライブ中に彼が言っていたことに感銘を受けた。ざっくりこんな内容だ。

「この前◯◯さん(世界的ゲームクリエイター)からメールがきて、多分酔ってたんだと思うけど(笑)、彼がこんなことを送ってきた。『なんでぼくはゲームを創るんだろうと考えたら、それは結局、ゲームを通じて誰かに優しさを伝えたいからなんだ』と。それを聞いて、だからぼくはこの人と何十年も一緒に仕事が出来ているんだと思ったね。ぼくも音楽をやっているのは優しさを伝えたいからなんだ」

これはたぶん、人生における信念とか、自分が生きる目的とか、そういうものだと思う。

おれは仕事で10年以上SEをやっているけど、恥ずかしながらここまでの信念を持ったことがない。誰かの役に立った、誰かに認められた、自分が成長できた、給与が上がった、ユーザーが喜んでくれた、そういうことがやる気になって「もっと頑張るぞ!」と奮い立つことはあるけど、それはあくまで仕事に対するモチベーションであって、信念ではない。

職種なんていう括りを超えて、「優しさを伝えたい」というような、人間や世界を幸せにする根本の部分を信念とするなんて、見ている視点があまりにも違って、あぁやっぱりこういう人がトップランナーなんだな、と改めて実感して感動を覚えた。

おれは学生時代、本当はゲームクリエイターになりたかった。
なぜかその時のことを思い出してちょっと切なくなったけど、今の自分もそこそこ頑張ってきた自負はある。だけどまだまだ全然頑張れる。もっともっと頑張って、信念と呼べるものを見つけて、悔いのない人生を送りたいと思った。

そんな素敵な1日になった日の備忘録。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?