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クロノトリガーがきっかけで思ったこと
1年以上前の話だけど、「クロノトリガー」と「クロノクロス」の25周年を記念したオーケストラコンサートに行ってきた。
クロノトリガーはスーパーファミコン、クロノクロスはプレイステーションで発売された、スクエア(現スクウェア・エニックス)のRPG。おれがまだ小学生だった頃、初めて自力でクリアしたRPGがクロノトリガーだった。
コンサートは本当に素晴らしくて、会場は当時子供だった大人たちの笑顔で溢れていた。きっとおれも同じような顔をしていたはず。
◇ ◇ ◇
ふと、なんでここまで感動を覚えるんだろうと思って考えたんだけど、たぶん自分自身の思い出とリンクしているからだと思った。
学校の廊下で友達から攻略本を700円で買ったこと、ハイパーほしにくを村長にあげる攻略法に気づかず頭を抱えたこと、最強武器『にじ』の太刀筋に驚いたこと、サントラ買ったらジャズアレンジバーションで絶望したことなどなど。
当時夢中になったゲームにまつわる記憶だから、こんな些細な思い出なのに何十年経っても未だに思い出せる。
さらにそこから連鎖的に、当時の学校生活や家族との思い出なんかも思い出して、大きな感動につながるんじゃないかなぁ。
◇ ◇ ◇
そんなふうに考えてたら、他人からは軽く見られがちな趣味嗜好でも、本人にとっては大切なものって意外に多いのかも、って感じる。
「いい歳してまだそんな幼稚なアニメが好きなの?」
「そんなフィギュア集めても邪魔になるだけじゃない?」
「大人なんだからもう少し落ち着いた音楽聞いたら?」
こんなセリフ言わないし言ってる人いたら大嫌いだけど、口に出さずとも無意識に誰かに対してこんなふうに思ってしまったことは、ひょっとするとあったかもしれない。
おれにとってのクロノトリガーも、他人から見れば「そんなレトロゲームのなにが楽しいんだか」なんて思われるかもしれない。でもおれにとってはいまの自分を作った大切な思い出なんだよな。
◇ ◇ ◇
結論。
誰かが大切にしている趣味や考え方は尊重すべき。その人にとって、それがどれだけ大切かなんて他人には分からないんだから。
ま、当たり前のことなんだけど改めて。
おしまい!
書いてたらまたクロノトリガーやりたくなってきた。
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