中学生でもVTuberはできるのか

どもどもバターです。
私は以前、中高生が多く所属しているVTuber事務所で統括マネージャーをしていました。
その経験をもとに今日は中学生でもVTuberはできるのかについてお話していきます。

そもそもVTuberとは

やりたい!と思ってはいるけど具体的にどのようなものがVTuberかわからない。VTuberと言っても何をすればよいのかわからない。って人も多いと思います。
簡単にVTuberについて説明していきます。
そもそもVTuberというのはVirtual YouTuberの略称で主に2D,3Dモデルを使用してYouTubeで活動する人の事を指します。
最近では他配信サイトで活動している人たちも指すことはありますが、厳密にいえばYouTube以外で活動している方はVライバーなどと呼ぶと思います。
ですが今回は他配信サイトで活動するものもVTuberと呼ばせていただきます。

なお、今回はVTuberの歴史やV声優、Vシンガーなどは省略させていただき、一般的にライブ配信を行っているVTuberをメインで説明させていただきます。

主な活動内容

VTuberは主に
・ライブ配信
・動画配信
・ボイス販売
・グッズ販売
・fantiaやfanboxなどのメンバーシップ会員限定コンテンツ
などがあります。
他にも大手だとリアルのライブやコラボカフェなどがありますが、今回は割愛させていただきます。

ライブ配信

ライブ配信は雑談配信、ゲーム配信、歌配信など様々ありますが、VTuberが一番行っている活動ではないでしょうか?
リアルタイムで視聴者と交流できますが、それに対応したスペックのPCや周辺機器、ソフトの操作など様々な知識が必要となり、リアルタイムならではの問題もあります。

動画配信

動画配信は一般的なYouTuber(HIKAKINさんなど)と同じように編集した動画をYouTubeに投稿することです。
動画配信メインのVTuberさんもいますが、主に歌ってみたや切り抜きなどを投稿するのが一般的です。
最近でてきたYouTubeshortも動画配信になります。

ボイス・グッズ販売

シチュエーションボイスやASMR、オリジナルグッズをboothなどで販売します。
駆け出しVTuberでも収益が出しやすいので、早いうちからやってるVTuberさんが多いです。

メンバーシップ会員限定コンテンツ

YouTubeのメンバーシップ機能は収益化後に審査を受ける必要があるので、導入までに時間がかかりますが、fantiaやfanboxなどの外部のメンバーシップサービスを使用すればすぐに始めることができます。

中学生はVTuberになれるのか

結論から言いますと

なれます

というのもVTuberになるには機材とモデルを入手すれば事務所などには所属しなくても個人勢として活動していけるからです。
YouTubeでは13歳以上ならだれでもライブ配信や動画配信を行えます。

中学生でVTuberを始めるのに一番ネックとなるのが機材やモデルです。
それについて詳しく次の章からみていきます。

VTuberになるために必要な費用

中学生でもVTuberになり、配信をすることはできます。
では、始めるには何が必要でしょうか?
パソコンとモデル?
それだけじゃ配信はできません。
具体的には下記のようなものがあればよいでしょう。

必要な機材

まず、PCですが安いPCではダメです。
VTuberの2Dモデルを動かしながら配信するにはある程度のスペックが必要です。
その最低ラインが18万円くらいのPCというわけです。
ゲーム配信をするならゲームの推奨スペックより上のPCが必要です。

そしてモニターやキーボードマウスなどの周辺機器です。
もちろんパソコンだけあってもモニターがないと見れませんし、キーボードがないと文字入力もできません。

ウェブカメラはモーションキャプチャーに必要です。
VTuberのモデルはウェブカメラを使用して動きを読み取っています。
なので、ウェブカメラがなければ棒立ちになってしまいます。

そして肝心のモデル。
自分で作ることもできますが、イラストレーターさんに頼むとこのくらいの価格になってしまいます。
結構高いですが、良いモデルがないと伸びるものも伸びなくなってしまうのでPCと同じように躊躇せず投資した方が良いです。

そして、あれば伸びやすいものとして数種類の立ち絵があります。
それは、サムネイルやTwitterでのプロモーションなどで使えます。
毎回同じイラストを使用するより、別のイラストを使用して配信内容やツイートの内容に合ったものを使用した方が圧倒的に伸びやすいです。

そしてオーディオインターフェース。
これは直接伸びとは関係しませんが、あると配信の質が向上したり、すぐにミュートや音量を調整できるので事故防止にもなります。
ある程度伸びてからでも導入した方が良い機材でしょう。

最後に流行りのゲーム。
ゲーム配信をする方なら流行りのゲームはチェックしておいた方が良いでしょう。
流行りのゲームは視聴者も多いので、他のゲームを配信するより伸びやすいです。
とは言っても普段はほのぼのかわいい系のゲームをしていたのにいきなりFPSなどに手を出しても自信の視聴者層と合わないので自分の配信スタイルや今までやってきたゲームを気にしながら配信してくださいね。

中学生でも事務所に所属できるのか

個人で学業と両立しながらやるのは限界があります。
例えば、コラボや案件の依頼が来た時、グッズの販売をしたいときなどは中学生1人でやるのはとても大変です。

そんな時に頼れるのが事務所という存在です。
事務所に所属していれば、面倒な先方との打ち合わせや日程の調整。グッズの発注や発送までやってくれます。
それに活動中にわからないことがあってもサポートしてくれます。
また、初めの機材代なんかも出してくれる事務所もあります。

では、中学生が事務所に所属できるのか、それは事務所によります。
まず、大手事務所と呼ばれるホロライブやぶいすぽっ!などは18歳未満は一切募集していません。(23/8/8時点。常設オーディション)

ですが、大手事務所でもにじさんじだけは不定期ですが18歳未満も募集しています。
最近、にじさんじはVTA(バーチャル・タレント・アカデミー)というアイドル養成所のような場所に一度所属してからのにじさんじライバーとしてのデビューに変わりました。

そしてVTAのオーディションは不定期ではありますが、18歳未満も募集しています。

もちろん、大手事務所なので倍率はとんでもないことになっています。
そこで、18歳未満でも比較的所属しやすい事務所として個人運営の事務所というのがあります。
それについての詳しい内容は以前紹介していますので、省略させていただきます。

では、個人運営の事務所について簡単に説明します。
個人運営の事務所はその名の通り企業として運営しているのではなく、任意団体としてサークルやグループのように個人が運営している事務所です。
そのため、年齢制限やコンプラが緩いところも多いです。

半面、初期投資などは自己負担と言う場所や満足の行くサポートを受けれない事務所も多いので見極めが大切です。

まとめ

中学生でもVTuverになることは可能ですし、大手事務所に所属できる可能性もあります。
そして、伸びても伸びなくても、それがあなたの大切な青春の1ページになるでしょう。

半面、学業との両立や金銭的問題など様々なリスクもあります。
しっかりご両親と相談したうえで自分のできる範囲で活動してくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?