見出し画像

物流2024年問題 問題になりやすいトラックの運行は〇〇です

2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用されます。

今回は2024年4月以降、どのような運行が問題になりやすいのかを考えてみました。

結論からお伝えしますと、『長距離運行』が問題になる可能性が高いです。

「そんなことは分かっている」

という声が聞こえてきそうですが、改めて説明をさせてください。

そもそも長距離というのは何キロメートルという明確な定義がありません。
こんな時に頼りになるchatGPTさんに聞いてみました。

ーーーchatGPTーーー
運送業界において「長距離」という用語は、国や地域、さらには企業によって異なる基準で用いられることがあります。一般的には、数百キロメートルから数千キロメートル以上を指すことが多いです。例えば、日本国内での長距離運送は数百キロメートル(例: 東京から大阪まで約500km)を指すことがありますが、国際運送では数千キロメートルを超える距離を指すことが一般的です。
ーーーーーーーーーー

どこかの政治家みたいな返答はやめてくださいよ、chatGPTさん。。。

ネットを調べると300km以上というのが何となく多い気がしましたし、我々物流屋の感覚としてもそのくらいかなと思います。

そして、長距離運行の中にもいろいろな運行パターンがありますが、最もリスクが高いのはバラマキ配送になると考えます。

どのような運行なのかを例で説明すると、
大阪で積んで出発をします。そして福井で数件、石川で数件、富山で数件降ろすようなパターンです。

これがchatGPTさんがイメージする北陸を走るトラックです。ちょっと怖いですよね


長距離バラマキ配送はものすごく労働時間や拘束時間が長くなり残業規制や改善基準告示に抵触する可能性が非常に高いです

荷主の物流担当者さまは、運送会社に労働時間や運行時間を確認したほうが良いと思います。

我々は長距離運行を行っていますが、どのようにこういったお客様の要望にお応えしているのかといいますと、『中継輸送』です。

お客さまの工場や倉庫(関西や東海)から野々市運輸機工の倉庫(金沢市)まで幹線輸送をして、積み替えて別の人間が配送しています。そうすることで幹線輸送を行なう長距離ドライバーの労働時間を抑えることができます。また、他のお客様の製品と共同配送をすることでコストも抑制することができます。

長距離+バラマキ配送を行っているのであれば、早急に運行を見直すことをオススメします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?