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オンラインでお参りされた両親の仏事

現在コロナ禍で日本に帰国されるのも大変ですね。帰国後は14日間も待機滞在がありますから。たとえば大切な人が事故や病気で入院されたとか、危篤になったとか、亡くなられたとかという時は、帰国後直ぐに会うことができないのが現状です。

このようにあたりまえのように自由にできていたことが出来なくなる。こんな辛く悲しいことは早く終わってほしいものです。

さて、そんなコロナ禍にあって、今年になって2か月の間にご両親が続いて亡くなられた方がおりました。喪主様になるご長男様は、お仕事でタイのバンコクに単身赴任中でした。この為たとえ帰国しても14日間の待機滞在があることで、やむをえず帰国を断念されました。


ところが通夜も葬儀も、49日法要も帰国せずにオンラインを使ってお参りができたのです。オンラインを使いますと、映像を通してお顔や、お勤めしている姿や、ご法話も、遠く離れたタイにいても目の前に皆様がいる感じがしますし、なんといいましてもこの仏事は「今」でしかお参りすることが出来ない仏事なのです。

何故ならば今、まさに私に「いのち」があるからです。

この先いのちがどうなるかは誰もわからないですから、コロナが落ち着いたら皆集まってとはいかないのです。このところがオンラインでの仏事の大切な一点ではないかと思いますね。


オンラインを通して家族の人たちが映像を通して顔を合わせ、故人様のことを語り合える。そういうことがコロナ禍でもできることを先般のご法事から教えてもらいました。

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