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中小企業診断士を目指すと決めた三十七の夜

これは、とあるおっさんの備忘録。

現実は厳しい

ぺりさんは、ゲームを楽しむただのおっさんですが、バーチャルの世界だけでごはんを食べて生けるわけではなく、生身のおっさん体が日々あくせく身を粉にして日銭を稼いでいるわけです。だからブログなんていう、世の大半の方がご覧になる必要のないものを書く時間を捻出できる。しかし昨今の物価高など急激な社会情勢の変化に伴い、「ただ半口あけてぽかーんとゲームをたしなむだけ」の時間が取れなくなってきたのです。

世は、空前の「副業」時代。いや、「複業」時代。

メインの報酬だけで、それ一本で飯が食えるほど潤沢に稼げなくなっている暗黒の泥沼経済。

もちろん人は一人では生きられませんから、自分のためだけの支出ではない。支えなきゃならない人もいるでしょう。

ライフライン費用の高騰で、いまや日用品を調達するのにも価格をガン見し、ぱっと手に取るなんて大盤振る舞いができなくなっています。懐は極寒。もはや防寒具では耐えることのできないほど。

支出が太くなってしまったのなら、収入で補えばいいじゃない。そんなマリーアントワネットのごとく、米不作ならタイ米をぼそぼそとやればいいんでないの?と言われましても、補えるほどのタイ米が潤沢に国内にないから困っているのです。

現実問題、労働者の懐が寒くなれば、雇用者の懐も寒くなります。だとしたら賃金引上げもたたらを踏んでしまう。労働力の提供で、思った以上の見返りを企業が保障してくれないのなら、自分の生活を守れるのは自分だけ。ここは地獄の何丁目ですか?

おっさん強

金は増えず、小言が増える。みけんにしわが寄りすぎて、ハチワレが深くなり、もみあげから白髪が生えだした。

ぺりさんも大人(おっさん強)になった。

守るものが増えた。守るものが増えたら、自分に使える金は一銭も残らなかった。ほうぼうに頭を下げて、何とか人並みの生活、と言えるかどっちつかずのまねごとを続けている。

気が付けば八重歯を覗かすプリティスマイルも鳴りを潜め。職場でもがなり立てることが多くなっていき、そうして周りには誰もいなくなった。

本来なら労働組合を起こして会社を提訴する必要がある。それくらいの労働法規違反が横行しても、組合員も集まらない四面楚歌。終身で稼げるものと一時的な稼ぎを天秤にかければ、ただ黙って机に座っていた方が、賢いと言わざるを得ないのに。あほな男だ。ぺりめにというやつは。

霧深い森のなかで

ぺりさんは、元々、体が強くなく、よく風邪をひいてしまう。齢30を過ぎてから、マイコプラズマ肺炎に罹患するほどの(子どもがよく罹るやつ)誠に脆弱な肉体を持ちます。

乳幼児が抱えたウイルスというのは大人に対して猛威をふるい、ご多分に漏れず有給を食いつぶしてしまい、何なら欠勤扱いにされてしまうほど、身体にダメージを追っています。働いても働いても入手できる賃金が減っていく状況。休んだところで手元の仕事は減るわけではありません。

まったく奥さんが可哀そうですね。こんな食も、稼ぎも細い旦那で。子どもが可哀そうですね。大きくなったら肩車、してもらえなそうで。(おそらく腰が逝く)

不甲斐ない父ちゃんは、仕事をしながら、しょぼい体に鞭うって、何とか今の状況を改善する手はないかと勉強しました。

さながら近所の河原で、とうていありもしない砂金をすくっていくような手探り状態。答えはどこにあるのか、霧深い森の中、明かりもなく、まだ目をつぶっているほうが明度が高いんじゃないか。縦に伸びる一筋の光が見えるまで、あちこち頭をぶつけながら歩みを進めました。

そうして手をかざした一条の光は、身を守る手立ては、やはり、「自分の身を守るのは自分だけ」ということを示していたのでした。

今の仕事に沿った資格を手に入れて、開業でも何でもして頑張っていくしかない。

はじめのうちは複業からかもしれません。固定給がいきなりゼロになるのは非常に恐ろしいですから。

けれど、それしかない。行きついた森の果てで、とある資格が目に留まります。


そうだ、中小企業診断士の資格を取ろう。


一時期、国家資格として全体受験者の7%しか受からないと言われた試験のある資格です。そんな、某鉄道会社のCMみたいにソフトな感じで、脳裏に浮かんだわけではありません。みけんにしわというしわを寄せて、ひねり出した苦肉の決断でした。

中小企業診断士の試験というのは最低100時間の勉強が必要と言われる科目が7個、年に一度、二日間にわたって試されます。総合的にいい点を取るか、いい点を取った科目を免除しつつ次の機会にかけるか、という試験ですから、今から独学でやったとして、2次試験も突破し資格免許のフチに到達するまで、3年はかかるだろうと目論んでいます。

この資格がどういうもので、どんな試験なのかは、以下の入門書がとてもよく、わかりやすくまとめてくれています。

ぺりさんは、お金がないので、取り急ぎ3科目ぶんだけ立ち読みでインプットしました。今は、1次試験対策のため、まずは企業経営理論から攻略をはじめています。

ただ、幸いなことに、現職から考えてこの資格は相性がよく、仕事をしながら学びにつなげられるものでしたので、ちょっと高いハードルではありますが、目指してみようと胸にスコンと落ちてきたのでした。

中小企業診断士になってから、どういう風にお金稼ぎにつなげていくのか?


中小企業診断士を目指そうと誓った三十七の夜

とかく「資格試験」というのは、「取ったあと、どうなりたいか」を想像すると受かりやすいと言います。

ぺりさんも、想像してみました。

ですが、いくつかのバリエーションを検討した結果、ひとつに絞ることはできませんでした。

この資格を取るということ自体が、大きな意味を持つとぺりさんは考えており、そこから「発展性」を追求するのか、「持続的」に有効活用するのか、「新分野」の航海へ漕ぎだしていくのか、それは複数の可能性として持って居ようと留め置きました。

いつかきっと、3年後なのか4、5年後なのか分かりませんが。

ぺりさんのなかでは5年というのがひとつの区切りだと思い、間もなく訪れるぶっとい分岐路に向かって、前を向いてみることとしました。

そこにたどり着いた暁、自分がどうなっているのか、どうするべきなのか、その答えが明らかに照らされたとき、再びこの文章に手を加えたいと思います。


《未来の己へ》

・ぺりさんはこの資格をどう活用したのか?(recent.2023.3.17)

A.___________________(DayAfter3years?4...?5years?)


そのとき、どうやっても受からず、勉強を、描いた未来をゴミ箱に放り投げている可能性も拭えませんが、今晩もまた、参考書に目を落としたいと思います。

本文が、資格を目指し始めたことの道しるべになるように、ここに書き残す。再び本文を読んだとき、書いた当時の熱を思い出せますように。

〈2023.3.17ぺりめに=国崎舞人〉



《中小企業診断士:学習計画表》

  1. 企業経営理論

  2. 財務・会計

  3. 運営管理

 上記3科目を2023年度は重点的にやる。

 3年計画のうち初年度に当たる2023年度において、3科目を免除まで持っていければだいぶ楽になる。

 2年目は残りの4科目を攻略したい。➡経営情報システムを苦手とする人もいるらしいので、こちらは学習してみてITパスポートへのスイッチを検討する。

 2年目で2次試験の門は叩いておきたい。最悪、面接までは。

 3年目で詰められなかったら、ちょっと心が折れる。

 1年目の残り4カ月でものにならないと判断したら2023年は捨てる。

 まだ2024年度を1年目とした方がよい。その場合、総合得点を狙えそうなら狙う。(2023.3.17)



ちなみに、今後ネット活動について、やめるわけでもなく、このブログもつづけていこうと思います。

更新頻度は下がると思いますが。

perig.hatenablog.com

YouTubeも、国崎舞人としての活動は継続の予定。

ニコニコ動画ではフルボイス「〇〇」もやりたいなと思っていますし、生配信はここだけならやろうかなと思います。(好きなコトやってないと気持ちがどん詰まる性質なので)

書き物系は、切羽詰まって何かを書こうとか思っていませんが、アイデアは相変わらず湧き出ますので、アウトプットしないとパンクしてしまいます。

https://note.com/buts_kirisaki/

創作を断念したものもありますが、エンジョイを忘れずに、子育ても、仕事もがんばろうと思います。

コツコツ書いてます。ボドゲ、ブログ、ノベル書きます。気にしてくださると励みになります🤗