書評「いい習慣が脳を変える 苫米地英人」
苫米地さんの本は一つの物事に対して深堀りされていることが多く、頭の使い方の勉強としてここ1ヶ月くらい毎日読んでいる。
認知科学者であることから、脳の働きや性質を起点とした論理的な文章を展開していくのが特徴的だ。
2007年あたりに大量に本を出版されていたらしく、これまで200冊以上本を出版されているようである。
私はこれまでに10冊ほど読んだだろうか...。
そう考えると、まだまだ読んだことのない作品も多い。
話は少し逸れたが、本題である書評を書いていきたい。
今回は今朝読んだ「いい習慣が脳を変える」の書評をサクッと書きたいと思う。
一言で要約すると
「いい習慣を作るためには自分で正しいゴールを設定しよう」である。
正しくないゴール(他人が決めたゴールや本当に自分が心から望んでいないゴール)を設定しまうと、モチベーションが上がらず習慣化できないというものだ。
そもそも、モチベーションなんてものは存在しない。
例えば、お腹空いたのでご飯を食べる時に「モチベーションが高い!」とは言わない。これは単にゴールに合致しているだけの話である。
ジムに「行かなくてはいけない」、会社の飲み会に「参加しなくてはいけない」といった「have to」になってはいけないという事だ。
「have to」に支配されていると、本当に自分が望んでいるゴールには到達できないであろう。
つまり、「have to」ではなくて自分の中にある「want to」を見つける必要がある。
「want to」を見つけるためには、様々な方法があるだろう。
自分の心から好きな事をひたすらに書き出してみる、あるいは正しいコーチングを受けて自分でも気付かなかった「want to」を引き出してみる等。
何がなんでも成し遂げたいこと、ありたい姿...誰しもが持っていると思う。これを見つけることができれば、あとはゴールに向かって必要な作業・勉強が習慣化されるという事だ。ここにはモチベーションなどは存在していないのである。
なので「いい習慣を作るためには自分で正しいゴールを設定しよう」という事になる。
最後に、いいなあと思った文言を一部抜粋して終わりとさせていただきたい。
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①すべては脳を主体として習慣を考えていかなくては、答えを導き出せません。
②ゴールに合致している時は、人間は自然に行動を起こすものです。モチベーションとはそのことに無理やり、言葉を付けただけのことです。その理由は恐らく簡単で、ゴールに合致していないことをさせようとするからです。それを日本語では「洗脳」といいます。
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