読書嫌いの葛藤記 ①

読書が嫌いだ。
だがしかし、読書が趣味ってカッコいい。
エリートはみんな本を読んでいる。
読書好きは読書嫌いをバカにしている気がする。

こんな悩み(一部偏見)があったので、読書を克服するためになぜ読書が嫌いなのかを考察することにした。ネットで「読書嫌い 克服」で検索しても、イマイチピンとくるものがなかったので、自分で調べるしかない…と。つまり、この記事は私による、私のための、私にだけ役立つ話だ。もしかしたら、運が良ければ、理由もなく本が嫌いな人の原因探しに役立っちゃうかもしれない。

さて、まず何から始めればいいのかわからなかったので、読書が嫌いと言ってもこの世のすべての本が嫌いなのか、を自分自身に問うことから始めた。結論から言うと、私は「小説」が嫌いだった。

考察①「ネット記事」は読めるか?

ネット上の「活字」を読むことは、そこまで苦痛を感じない。読書ではないというツッコミがあるとは思うが、まず活字が読めないという可能性もあるので、一応触れておく。私はひらがなとカタカナは完璧にマスターしている。漢字も、絵本レベルならバッチリだ。もっと高尚ななものとして発言小町の長文クレームもたしなんでいる。むしろ好物だ。

考察②「漫画」は好きか?

漫画は好き。もちろんジャンルによるが。わかりやすいし、速く読めるし、何より絵がある。絵があるのだ。画期的だ。

考察③「小説」は好きか?

小説への苦手意識は半端ない。しかもジャンル問わず。児童文学も、ライトノベルも、純文学も、ミステリーも。親の仇か、というくらい苦手意識がある。

考察④「雑誌」は好きか?

あまり…。洋服は好きだが、洋服は洋服屋に行った方が早いし、コラムに興味を持つものがあまりなかったのもある。ただ、BRUTUSとか、テーマによっては買ってしまったりするので、こちらもジャンルによるのだろう。

考察⑤「実用書」は好きか?

読まず嫌いだった。実用書を嫌煙していた理由は、2つ。第一に、読んだだけで満足して、本を読んだから偉い、みたいになりたくなかったから。第二に、著者の自慢話が鬱陶しいと思っていたから。う、う、う、うるせええええeeeeeee!!!!となる。

考察まとめ

ネット記事〇
漫画◎
小説×
雑誌△
実用書?

実は、生まれてから数十年は本といえば漫画しかほとんど読んだことがなかった。もちろん小説は読んだことはあったが、なんかイマイチハマらなかったのだ。こうゆう人って多そうな気がするんだが、実際どうなんだろう。

でもある日気がついたのだ。活字を読むことは嫌いじゃないんだけどなあ、と。しかし、考えてるだけだと意味がないので、とりあえず実験してみることにした。人体実験だ。

実験①「実用書」は読めた!

そもそも学生の時に読んだ学術書は、プライベートの時に好んで読むほどではなかったが、苦痛ではなかった記憶がある。そこで、実用書なら読めるのではないか、と思い、ついに去年、重い腰を上げてエイヤーッ!と実用書を読んでみることにした。一世一代の覚悟を決めて、清水の舞台から飛び降りたのだ。するとどうだろう、読めた。日本語だからまあ読めるのは当たり前なのだが。今まで偏見を持っていたいわゆる「啓蒙本」のような本もいざ読んでみると、なかなか面白い。ふむふむ、本というのは、なかなかどうしてよいではないか。辛く苦しい実験の結果、至極当たり前の感想に至った。

実験②それでも「小説」が読めない!

小説については、読まず嫌いというよりは、読んだことはある。もちろん、だってこんな長く生きているのだもの。でも、どうしても読んでみようという気にならなかった。実験は失敗に終わった。

読書といったら、やはり一般的に想像するのは小説ではないだろうか?どうしても読みたい。読めなくても、小説が好きな人の気持ちが知りたい。なぜ自分は小説が嫌いなのか知りたい。ということから、小説についてしっかり考えてみることにした。

長くなりそうなので、小説考察は次回に。さらに私的な考察が続く。最後は読書嫌いが勧める実用書をご紹介。では。

おまけ 読書嫌いの私がもげるほど首を縦に振った本

①センスは知識からはじまる 水野学

全ての言い訳するデザイナーに贈りたい。また、「神待ち」したり、「スランプ」とか言っていたりするクリエイターに捧ぐ。

②行動経済学まんが ヘンテコノミクス 佐藤雅彦

ただ勘で新規プロジェクトや企画を立ち上げるすべての猿に捧ぐ。あ、これ漫画だった。

③「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書  西岡壱誠 

やっぱり東大の人って頭いいなあ。ってただただ頭の悪い感想を述べてしまった本。

④世界のビジネスリーダーがいまアートから学んでいること ニール・ヒンディ

最初の数章は読むの辛かった…。が、しかし、多くの経営陣に読んで欲しい本。クリエイティビティがない人は、特に。

⑤人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている ふろむだ

これは、本当にその通りの話で、容量悪い人は読んだ方がいい本。

⑥読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 田中泰延 

ただただめちゃくちゃ面白いので読んで欲しい。

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