【映画】おススメ度 ★4.0

護られなかった者たちへ

(概要)全身を縛られたまま“餓死”させられるという不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根という男。刑事の笘篠は利根を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第三の事件が起きようとしていた―。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく―

猟奇的なサスペンスではなく、社会問題の映画です。                      東日本大震災をベースに生活保護という問題に切り込んだ作品です。震災のせいではないですが、より顕著に突き付けられた問題を取り上げていると思います。

演技派俳優揃いで見ごたえあるが、人物像描写は浅い                                 重いテーマで各々が抱える問題を演技派俳優が見事に演じていると思います。一方で時間枠の関係上しょうがないのでしょうが、演じている人物の描写が浅いようには感じました。なので、動機が逆恨みのようにしか見えないのが残念です。

自分中心な生活をしている偽善者と痛感させられる                   震災時は帰宅困難者となり、募金したり、支援物資送ったりもしましたが、所詮は他人事。当事者の方々への偽善なのでは?と考えさせられる。綺麗ごとを主張しつつ、自己弁護。人の持つ心の闇というか二面性というか・・・   すっかり毒されてしまったのでした🐍

生きているのか、生かされているのか。重たいなぁ。

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