りゅうけん考＃６ 「過剰な主張で気分上々」

今回は、”逆張り”と”煽りのバランス”について、実際にりゅうけんさんのツイートを見ながら、具体例を挙げていく予定でした。

あまりいい具体例のツイートが見つからなかったので、タイトルはそのままにして、本シリーズ１回目で述べた「出すぎた主張」ないし「根拠のない主張」の具体例を紹介したいと思います。

まずはこちらの記事をお読み下さい。
※画像をクリック or タップすると、リンク先に行きます。

この記事は、「Apple Storeのガラスを割るのにてこずる様子」の動画を根拠として、「Apple Storeのガラスは硬い」という事実を摘示し、「1枚、数千万円と言われるApple Storeのガラスは、文字通り直営店を支えているだけでなく、セキュリティ面でも大きな役割を果たしています。」と主張をしています。（カギカッコ内の引用は、原文ママ）

私は、このツイートに対し、以下の返信（リプライ）をしました。

私のリプの論旨は、「セキュリティコストが投資過多（過剰）ではないか？」というものです。

つまり、「1枚、数千万円と言われるApple Storeのガラス」で守る対象のものが、「数千万円以上の価値があるものか」を疑問視したリプライです。

このリプに対し、”ポテろんぐ”というアカウント（以下、親しみを込めて「ポテろんぐさん」という。）から、以下の返信がありました。

マック守るためにガラスにしてるわけではないだろ

ポテろんぐさんのこのリプを２つに分けて説明すると、以下のようになります。

①マック守るために・・目的
②ガラスにしてるわけではないだろ・・手段に対する推量

Twitterでは文字数制限があるので、このリプの論旨は分かりませんが、仮にセキュリティの対象がマックではないとしたら、何を守る対象にしているのでしょうか？

すぐに使える「現金」？　それとも目には見えない「信用」？

いずれにしても、Apple が守りたい対象とは、Apple Storeのガラス以上の価値があるものでしょう。

次に、ポテろんぐさんがリプで述べているApple の目的についてですが、「マック守るためにガラスにしてるわけではないだろ」とは、言葉通りの意味でしょうか？

仮に、言葉通りの意味で「マック守るために」ではないと考えるなら、Apple は、「（ガラス張りの）デザイン」を目的としてガラスを採用していると考えることもできます。

つまり、Apple は、Apple Storeのガラスがセキュリティ面だけではなく、インテリア面でも価値があるため、1枚、数千万円のコストを掛けていると考えることができます。

では、もう一度、ポテろんぐさんのリプを見てみましょう。

マック守るためにガラスにしてるわけではないだろ

このように言ってしまうと、セキュリティ面でのガラスの価値は、否定されていることになります。

これは、本シリーズ１回目で述べた「出すぎた主張」の例ですね。

ポテろんぐさんのリプには、おそらく欠如している文字があり、それを補い言い換えるなら、

A. マックを守るためだけにガラスにしてるわけではないだろ

もしくは、

B. マックを守るために硬いガラスにしてるわけではないだろ

となると思います。

A のパターンであれば、「出すぎた主張」にはなりません。

では、B のパターンであれば、どうでしょうか。

マック以外のものを、セキュリティの対象にしていることになります。

ポテろんぐさんのリプには、何を守ろうとしているかは書かれていません。

B のパターンであれば、ただ、Apple が硬いガラスを採用している理由は「マックを守る目的ではないだろう」という主張になります。

これは、本シリーズ１回目で述べた「根拠のない主張」の例ですね。

この続きもあるのですが、少し長くなったので、次回にします。

P.S.　ポテろんぐさん、リプライありがとうございました。（感謝）　

豚子（本名）

法律コント

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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