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ZEHの達成状況

エネルギー基本計画で「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸 建住宅の半数以上でZEHの実現を目指す」という目標がありました。
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)からZEHの達成状況が公表されています。

この資料によりますとハウスメーカーでは達成率が56.3%になっています。一方全体では24%ですから、大手のハウスメーカー以外は省エネ対応が遅れていることがわかります。

ZEHですから省エネ設備や太陽光発電などの影響も大きいと思われますが、工務店でZEHが進んでいないのが気がかりです。
(工務店の達成率は9.4%

設備などは大量購入で原価を下げられる大手が有利になりますが、それにしても工務店の達成率は低いですね。
昔は営業力のハウスメーカー、技術やデザインの工務店と言われていましたが、最近では高気密高断熱を建てているハウスメーカーもある訳で、工務店の技術面での優位性が薄まっているような気がします。

今後地球温暖化の影響で施主も省エネへの関心は高くなっていくものと思われます。
国としてもいろいろな施策を出してくるはずです。

ぜひ工務店には省エネ住宅に興味を持っていただきたいところです。
省エネ基準適合義務化が始まれば、単に省エネ基準をクリアする程度の住宅に価値はなくなります。
本当の意味での省エネ住宅を建てるためには、様々なノウハウが必要です。
できるだけ早い時期に省エネ住宅に取り組まれることをお勧めします。


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