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魂と著作権

五十年祭

我が家は神道で、神棚が家にあります。父が毎朝お供えしたり、お祈りしたりしています。

そもそも神道とは亡くなった方の魂を神様とし、ご先祖様とともに守り神になってくださっています。

そして2019年、父方の祖父の五十年祭がありました。

五十年祭というのは神道の祭りのひとつで、文字通り亡くなって50年が経った頃にする法事です。

祖父は父が幼い頃に病気で亡くなりました。

私はもちろん会ったことはないのですが、父曰く私に似ているところがあるそうです。絵が好きなところやシイタケが苦手なところ・・・偶然かもしれませんけどね。

毎年忌日が近づいてくると神主さんが家に来てくださっていました。

笛を吹いたり、榊をお供えしたり、お祓いしたり、よく分からない言葉をブツブツ唱えたり。幼い頃は意味が分からなかったので、ずっと神主さんの着物を眺めていました。光沢があって綺麗なんですよね。

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そして2019年になり、五十年祭が行われました。この頃には父方の祖母も亡くなっていました。

今回は家ではなく神主さんの神社でありました。


魂と著作権

祭壇のようなものの前で、例年の法事と変わらないものをされていました。

一通り終わったあと、神主さんからお話がありました。

抜粋してみると、


・親の五十年祭を迎えられる人はなかなかいない

・50年で魂が入れ替わる

・区切りとしては今回で終わり


こんな感じだった気がします。

私が引っ掛かったのは「50年で魂が入れ替わる」という言葉です。つまり、50年経てば魂はどこかへ帰っていくということです。

50年で無効になるのってなんか著作権みたい・・・と思いつつお話を聴いていました。

帰り道、車の中で調べてみました。

著作権の原則的保護期間は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後70年までです。

あれ?間違えて覚えてた?と思いましたが、

2018年12月30日、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」が我が国において効力が生じ、原則的保護期間がそれまでの50年から70年になりました。

はぇ~~~~法事の少し前に変わっていたんですね~。勉強なるわ。法律は知ってて損はないし、生きていくうえで上手く付き合っていかないといけないのでこのタイミングで著作権について学べて良かったです。


かなり余談ですが、私は視力の左右差が大きいのですが、この日コンタクトを左右逆に着けていたのでめちゃくちゃ頭が痛かったです。


出典:公益社団法人著作権情報センター

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