【雑感】見せ方次第で流れが変わる(NHK アナザーストーリー(7/14) YMO 時代を超えた革命児たちを見ての雑感)

NHK アナザーストーリー(7/14放送分) YMO 時代を超えた革命児たちを見た。
主にYMOのデビュー前から散開までの裏話。
・結成から、アメリカでのヒットからの逆輸入の形で日本でもヒット
・スネークマンショーとのコラボレーション
・松武秀樹と小室哲哉の対談(YMOがTM NETWORKに与えた影響)

ざっくりそんな構成であった。

結成からヒットまで

細野晴臣がデビュー前にビジョンを描いた感じのものをノートに残していた。
FIRE CRACKERの文字、富士山が噴火したような絵、下にいわゆるステートメントの文章。
日本初のヒット、400万枚のヒットを目論んでいたようである。

やっぱりビジョンを示すことって大事だなあ。
超絶的な才能を持つ人たちを束ねたわけだし。

世界を狙うための音楽
下半身モヤモヤ、みぞおちワクワク、頭くらくら
→各々リズム、メロディ、コンセプト(TVゲームのような効果音)に対応
リズムに特にこだわったそうである。

こういうロジカルな言葉を使わずともイメージを共有できる3人の凄みが垣間見られる。

しかしながら、新し過ぎたせいか日本のラジオでかからず。
「細野晴臣」ということで1stアルバムはどうにかといったところだったらしい。
アメリカのプロデューサーとの出会いでアメリカへの道が開く。
制服、無表情、コンピューターと言ったような、当時の日本人への思い込みを利用

このあたりの腕のいいプロモーターの存在も大きいわけだなあ。
良いものできたところで、このあたりの見せ方が下手くそだと売れるものも売れないことがよく分かる。

ライブ映像をNHKが放送したら逆輸入の形で日本でもヒット
こういった海外でウケるのすごい!ってのは昔っから変わらんものだなあ。
海外=すごいもの、っていう思考ってそうそう変わらんもんなのかねえ。
とはいえ、セルティックと横浜FMの試合で客そんなに入らなかったの考えると全部が全部そうではないか。
単純に世界的に圧倒的なネームバリューのある、わかりやすいスター選手がいないと、サッカーファン以外は取り込めないってだけの話だわな。
これも見せ方ひとつで変えられたんだろうか?うーむ。
単に読み間違えただけとも言えるか。

スネークマンショーとのコラボレーション

YMOの三人とコメディ的なものの組み合わせは今となっちゃ違和感ないけど、当時はそれが求められてなかった。
事前告知をしていたかどうかはわからんけど、基本告知しないとだめということがわかる一例ではある。
スラダンとか君たちはどう生きるかとかが告知せずに、上手くいったからといって安直にやりゃあ良いってもんじゃないよなあ。(勉強のためにあえてやるならいいんだろうけど)

小室哲哉と松武秀樹の対談

TM NETWORKはYMOを3年間研究した末に見つけたスタイル。
シークエンスを利用したダンスミュージックにしたらうまくいった→テンポを速くした

ウケる構造みたいなところは昔から通じてるところはあるということを行っているのかなとも。
時代にあった装飾が加わると、ヒットすると言えるってか。
プロダクトでもそんな部分はあるかもなあ。
結局これも見せ方ってか。
ただ、その装飾がズレていることに気づかないと廃れていくってことなんだわなー。
本能的にできる人たちは自然と合わせられちゃうんだろうけど、なまじ勉強してたまたまできちゃうと一発屋になっちゃうんだろうなー。
ただ、その一発がめちゃくちゃデカくて、一種のスタイルになるまで行くと、その名残で食っていけるんだろうけども。小室哲哉がいい例だとは思うが。

今日の駄文はここまで。
ヤホー漫才オーケストラ(ナイツ・塙)

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