近況

毎年私は水無月から文月にかけて鬱に罹るのです。
四柱推命ではそう言われた覚えはないのですが。

厭世的な怪物は討伐したつもりです。

幻影召し出す退屈はお粗末な最期を遂げてしまうのでしょう。

みな好き勝手に踊ればいい、だけどそんな幻想は排気ガスによって踏み潰されきってしまうほど軽いのです。

心が重くて天すら仰げない時程、足取りだけは軽いものです。
ジェット・コースターにおいても、落下角度が大きい程浮遊感を感じることができるのです。

だけど笑気ガスはヘリウムガスほどは軽くはないのです。

今私はロケット風船を膨らませ、只々能面を被り天井を眺めているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?