26歳の霜月 友情と空想


孤独、お金、怠惰。
絶望、消灯、自慰。

26歳の霜月。

硬直、卒倒、麦酒。
恐怖、快楽、虚。

26歳の霜月。

友情と空想が相容れない。
孤独から逃れられない。
共有したいわけじゃない。
折衷だけではもう物足りない。
どちらか選べ、どちらかを踏みにじれ。
魂を売れ、殺せ。
孤独から逃れられない。
いつまでたっても脳には濃霧もうよしてほしい。
親に敷かれたレール?なんてものはなかった。
近所のおじさんにいたずらされた?なんてこともなかった。
戦争も経験していない。
3.11の時も友達とポテチたべながらテレビを眺めていただけだ。
何がそんなに辛いのだろう。
この世で僕だけがこんなに自意識過剰なのだろうか。
辛い、孤独だ、不安だ、死ぬ勇気はない、そもそも死にたくない、だけど生きたくもない気がする、セックスはしたい、酒は飲みたい、煙草も吸いたい、ほめられたい、白い胸の中で赦されたい、笑われたい、責められたい。
射精と泥酔でしか生きていることを実感できない。

生まれ変わりたい。

26歳の霜月。

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