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「老害」って、結構おもしろいけど。
6本目は『運び屋』。こちらもWOWOW。なんか、以前、別の映画を観るためにトーホーシネマズに言ったときにデカデカとポスターがはられてて、僕くらいの人間でも、クリント・イーストウッドという俳優で映画監督もやるおじいさんのことはなんとなく知っているわけです。
で、僕もイーストウッド作品は何本も観てるので、「観たいなあ」とは思っていたものの、一人で行くのもなあって思っているうちに公開終了、で年始のWOWOWでありがたくやってくれたという流れですね。
で、確か最近のイーストウッド作品は実話モデルの話が多くて、っていうのも、「実話ってだけで深まるなあ」って感想をいつももっていた記憶があるわけで、今回も実話をもとにしてる話だそうで。
じいさんの麻薬密売人がいて、やたらと実績はいい。でも言うこときかない頑固じじい。もう、これだけでワクワクするし、イーストウッドじいさんとの相性が抜群だろうなあって思ってたら、まさにそのとおり。
麻薬密売人っていうなんかヒリヒリした感じと、じいさんが家で頑固で家族とうまくいってなかったり、そして、一方でじいさんならではのちょっと茶目っ気有る感じが絶妙にマッチしているんです。
最近はなんかやったらすぐに「老害だ」なんて叩かれちゃうけど、その老人が自分勝手な姿ってはたから見てたら結構おもしろいですよね。もちろん、巻き添えをくうほうはたまったもんじゃないけどさ。
たまに映画の感想とか観てたら「これが自分におこると思ったらとてもじゃないけど楽しめない」みたいな感想あるけど、映画だし、他人事として面白がればいいんじゃないかと思います。現実は色々大変なんだし。
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