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自分の当たり前を他人に押し付けない。他人の感性を大事にする。その他計3選

仕事や日々の生活で「~が普通」と思ったり、言われたりなんてことないですか?
自分の普通と相手の普通は違う。そんな大切な事に気が付く一助になればと思い、3選にしてみました。

ビジネスに当てはめたコラムのような記載ですが、普段の人付き合いにも共通して言える事ですので良ければ最後までご覧ください。



自分の当たり前は人の当たり前ではない

長所を伸ばし (1)


一見普通のことですが、意識してる人は少ないのではないでしょうか。

ビジネスの世界では、管理職や小規模事業主などが陥りやすい課題の一つと言えます。
「~~するのが当たり前。」「~~するのが常識。」「普通~~するじゃない。」という言葉をよく耳にしますが、それって誰の当たり前?と良く思うことがあります。

自分の常識≠他人の常識であることが頭ではわかっている人は多いですが、実際に言動や行動にまで落とし込めている人は少ないかと思います。

自分の常識はいわゆる自身の考え方であり、主観です。
これらの主観をうまくコントロールできずに他者と関わりあってしまうと、常識の押しつけが起きてしまい関係が崩れてしまいます。そして上記のようなフレーズを口にしてしまうんですね。

現在はコンプライアンスも厳しくなり、自分の常識を他人に押し付けることはハラスメントであると認知されるようになってきました。

また考え方だけではなく、仕事の能率なども人それぞれ異なるのが普通です。
「自分は100できるが、こいつは50しかできないからダメだ」
「こんなこともできないのか、この人は」

こういった評価しかできない管理職や社長は、部下からの信頼向上や関係性構築は困難になってしまいますね。

そこで大事なのが「受容」と「共感」です。
相手の常識や意見を受け入れることができ、かつ自分の常識で他者の世界を広げてあげることができるような考え方です。
相手の常識で自分の世界が広がる事もあるので、自分の常識に捕らわれない自由な発想の源泉となります。

また、こういった話をすると何でも他人の常識だから押し付けるなという方々も稀にいます。
社会を形成する上で出来上がった社会常識は誰しもが等しく似通っており、他人の常識とはき違えてはいけません。

「挨拶をされたら、しっかりと返す」
「施しをうけたらお礼を言う」
こういった事柄は常識の押しつけではなく、教養だと思います。



人それぞれ長所は違う

長所を伸ばし


適材適所という言葉があるように人それぞれ、「得意なこと」・「苦手なこと」は違います。

1人で月1億円収益をあげる社員が、管理職でチームを運営した場合1億円以上の収益を上げることができる?

答えはYESとは限りません。
管理業務と営業は全く違う仕事だからです。
こういった優秀なプレイヤーが管理職になって無意識に起こしてしまうことが上記で述べた「俺ならできるのに」という評価です。
1億円売り上げるといっても、パソコン前で営業する人もいれば、客先へ出向いて足で稼ぐ人もいるはずです。

しかし、1億円売り上げているという経験が逆にあだとなってしまい、
他人に対して自分と比べた評価しかできなかったり自身の営業フローを強要してしまう
といったことが起きてしまいます。

ですので、企業という枠組みでは特に適材適所な人材配置が重要になります。
極端な話、社長に向いている人が経営に向いているとは限らないということです。


適切な人材配置で生み出される生産性や組織形態が、他社が模倣できない企業の資産になることも珍しくありません。
いわゆる、バリューチェーン(価値連鎖)というものですね。



自分の限界を知る。そして人を頼る

名称未設定のデザイン (6)

優秀な人ほど、一人で何でもしてしまう傾向にありますよね。
タスク処理の能率が良く、一般的な人なら抱えることができない業務でも処理できてしまうからです。


日本人の国民性としても、「自分でできることはなるべく自分でしましょう」と教える家庭が多いように感じます。

本質的な誤りはないですが、企業で働く上では間違いではないでしょうか。
人を頼るのも才能と揶揄されることがあるように、だれかを頼ることが仕事の能率向上につながる場面も多いからです。

一流といわれる人ほど、「お願い上手」なものです。
チームや組織として機能するためには、上記でも述べたように長所を出し合い、短所を補い合うことが理想です。
他者の長所を認めたうえで、自分の短所を補ってほしいと素直にお願いできる環境づくりが大切ですね。

「人を使う」という言葉は好きではないですが、「使う」という意味においても通ずることはあるのではないでしょうか。



まとめ

大切な事ですが、忘れてしまいがちな3選いかがでしたでしょうか。
ビジネス以外でも人と良好な関係性を築いていくためには大切なことですよね。

私自身も、普段から「自分の常識は他人の非常識」・「人を頼る」・「感謝を伝える」ということを意識づけて生活しています。

みなさんもどれか一つでも、共感できたことがあれば試してみてください。

次回お楽しみに。








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