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成功するコミュニティの特徴とは⁉

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。

前回は、「世界の変革」をテーマに話してきました。

今回は「生態系の特徴」をテーマに話していきたいと思います。

3つの特徴

前回の記事で、世界を変えるためには生態系を成り立たせることが重要であるという話をしました。

それでは、うまく回る生態系とはどのようなものなのでしょうか?

著者によると、大きく3つの特徴があるようです。

自律的である

第1にあげられるのは、うまく回っている生態系は自律的であるということです。

指示や命令がなくても、個々の参加者が自分で考えて行動し、改善を繰り返します。

外部からの指示によって生態系が回るのではなく、まるで集団そのものに意思があるかのように動くことができます。

生態系を自律的に回すためには、参加者が生態系内のルールをよく理解し、自分が何をすればいいか分かっている状態を保つことが重要です。

https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/61221

有機的である

次に、それぞれの参加者がお互いに連携しあいながら、一つの生態系全体を成り立たせていること、つまり生態系が有機的であることもポイントの1つと言えます。

幾千もの細胞が集まってできている人間の体のように、生態系もそこに参加する各人が交流しながら、全体を形作っていきます。

生態系が有機的であれば、参加者同士で常にコミュニケーションが行われ、新しい人が入ってきたり、誰かがでていったりしても、同一性を失うことがありません。

https://note.com/hidesanspiral/n/nde318f96cf23

分散的である

最後に、生態系が分散的であることも重要です。

分散的でない、つまり中央集権的である場合、中央に指示を出す司令官がいるわけですが、この人がいなくなった瞬間に大混乱に陥ります。

分散的な生態系には司令官は不必要であり、指揮官がいなくとも、全体が止まることなく動き続けることができます。

https://www.nttdata.com/jp/ja/data-insight/2021/0719/

これらの要素を兼ね備えた最もうまく成立している生態系は自然界です。

個々の生物が生きるためにバラバラに動いているようで、1つの大きな巨大な環境をうまく保ち続けています。

生まれてくる生物と死んでいく生物が常におり、参加者が入れ替わり続けながらも、全体として動きが止まることはありません。

まとめ

いかがでしたか?

組織づくりやリーダーシップ論にも応用できそうな生態系の話は奥が深く、読むたびに新しく思い当たることがたくさんあります!

次回はこれらの要素をさらに深くみていきたいと思います。

次回作をお待ちください!

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