新しい生態系を創る
こんにちは。事業計画研究所です。
本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。
前回は、「生態系の重なり合い」をテーマに話してきました。
今回は「世界の変革」をテーマに話していきたいと思います。
世界を変えるということ
「世界を変える」「世界を変えたい」というフレーズをよく聞くと思います。
みなさんも「もしも自分に力や権威があるのならば、社会を変革し世の中を変えたい」と思ったことはありませんか?
ここでいう「世界」や「世の中」「社会」といった言葉はまさしく「生態系としての世界」と同義であると考えられます。
「世界を変える」ということは、「自分たちが住む生態系の構造を変化させる」ということになります。
しかし、自分たちが住む世界は問題が山積みであり、問題を改善してよりよいものにしたいという考えは至極まっとうなものであると思われますが、いざ実行してみようとすると、非常に困難なものとなります。
武力による革命、政治的派閥争いに勝利することによる変革などでは、多くの不幸を引き起こし、時間と労力を無駄にしてしまうことが多いです。
政治家や企業内での派閥争いを見たことがある人にとっては、特に実感のわく話でしょう。
新しい生態系を創る
では、現代において世界を変えるためには、どんな方法が最も効果的であると言えるのでしょう?
それは、新しい生態系の仮説を考え、実際にうまく成り立つことを証明することです。
もしメタバース上の生態系が、既存の世界よりも効率的に設計されていると考えてみましょう。
昔の人々は有限の物理な土地などをお互いに奪い合ってきました。
しかし、現代における世界の大半は、物理的な土地とは結び付かない、社会的な概念になっています。
企業も組織、コミュニティ、グループも人々の認識の中だけに存在し、物理的な空間とは切り離されています。
したがって、「世界を変えたい」人は、既存の世界の問題点を克服するために、新しい生態系のモデルを考え、仮想空間を実際に成り立たせることを成功させればよいと言えます。
まとめ
いかがでしたか?
次回からは新しい生態系を創ることについて、深堀していきます。
新しい生態系を成り立たせるためのノウハウとはどのようなものなのでしょうか?
次回作をお待ちください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?