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成功の鍵は「世界の解像度」⁉

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。

前回は、「メタバース構築のためのアプローチ」をテーマに話してきました。

今回は「世界の解像度」をテーマに話していきたいと思います。

世界(=メタバース)を形作るもの

以前の記事でも言及したように、世界を創るには主に視空間的要素と生態系的要素を理解することが必要です。

これまでの記事では主に視空間について話してきましたが、今回の記事からはいよいよ生態系の話に入ります。

著者である佐藤航陽氏も、この章が本書の中でもっとも大事な箇所としています。

世界の創り方というテーマは信じられないほどに奥深い領域であり、志向の体力が求められる分野となります。

世界のとらえ方

そこで、世界の創り方の話をする前に、世界のとらえ方によって、世界の見え方はどのように変化するのか、またどんな影響が本人にあるのかという点について話します。

世の中で成功を収める人に対して、多くの人のリアクションは、「あの人は天才だから」「たまたま運がよかった」といったものが多くみられます。

しかし、著者である佐藤航陽氏によると、ある共通点があるといいます。

それは、普通の人とは「世界のとらえ方」が全く違っている点です。

他の人がとらえられていないこの世の中の法則性を正確にとらえていて、普通の人たちにとっては「運」に見えることも、彼らには一定のパターンが見えているということが多くあります。

つまり、世界に対する解像度が圧倒的に異なるのです。

秋元康の世界のとらえ方

著者が話を聞いた人のなかで突出していると感じた方が、秋元康氏だったそうです。

芸能・曲・ゲーム・映画などのエンタメの領域というのは、ほかのビジネスと比べて運の要素が強い不確実な業界と言われます。

この領域で何度も国民的ヒットを連発している秋元氏は、すさまじい功績と言えるでしょう。

https://www.oricon.co.jp/news/2101517/full/

著者によると、秋元氏に

コンテンツは『あの』と言われるようになったら勝ちだ。そこを目指せ

ということを言われたそうです。

私たちが友人と曲やドラマ、映画の話をするときに、「あの○○」というようなワードで通じてしまう状態を作れれば勝ち、ということです。

つまり、秋元氏はこのような環境になりやすいように作品のタイトル・見せ方・コンテンツ・複雑さ・広め方を逆算しているということのようです。

このように、各業界で非凡な成果を出した人々の話を聞くと、世界の隠れた法則性といったものが見えている人が多くいます。

彼らは、世界に対する解像度が圧倒的に高く、何をすればどういうことが起きるか、という法則性を他の人よりも熟知しており、それを自分なりの勝ちパターンといえるほど磨き上げています

まとめ

いかがでしたか?

仮想世界を創り上げるためには、より現実世界への理解を深める必要があります。

しかし、これらについては何も仮想世界を創るためにしか役に立たないものではなく、現実世界でもさまざまなところで役立つでしょう

次回作をお待ちください!

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