メタバース構築へのアプローチとは⁉
こんにちは。事業計画研究所です。
本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。
前回は、「ミラーワールド」をテーマに話してきました。
今回は「メタバース構築のためのアプローチ」をテーマに話していきたいと思います。
メタバース構築のためのアプローチ
前回までの記事では、メタバースを創る技術の進化と可能性について述べてきました。
今回は、メタバースの構築手段について考えてみたいと思います。
現在のメタバース構築手段は次にあげる3つに分類されると言います。
アバターをはじめにつくり、続いて仮想空間を広げていく
仮想空間をはじめにつくり、アバターづくりは後付けで充実させていく
ゲームや映像といったエンタメコンテンツを提供し、そこに集まる人々のコミュニケーションを促進させる
1.アバターをはじめにつくり、続いて仮想空間を広げていく
GREEの子会社であるREALITYは、ログインしたアバター同士が話をしたりライブ配信したりできるビデオチャットをリリースしました。
REALITYのユーザが増えるにつれて、彼らは仮想空間の間口を次第に広げていくアプローチをとることができるでしょう。
いずれはアバターが3次元の奥行でいろいろな場所を歩き回れるようになるはずです。
サービスのグレードアップによって、単なるビデオチャットからメタバースに進化していくのです。
2. 仮想空間をはじめにつくり、アバターづくりは後付けで充実させていく
「Cluster」や「VRChat」はこのパターンにあたります。
バーチャル空間に楽しいライブ会場を作って、人をたくさん集めます。
デフォルトのアバターは非常にシンプルなデザインとなっています。
今ではユーザがアバターをカスタマイズして、人間が目の形や色を選んだり、外部でデザインしたりしたアバターが使えるようになっています。
このように空間を先に用意しサービスをスタートさせ、メタバースをつくろうとするアプローチもあります。
3.ゲームや映像といったエンタメコンテンツを提供し、そこに集まる人々のコミュニケーションを促進させる
「Fortnite」や近未来に実現しそうと言われている「バーチャル・ディズニーランド」はこのパターンといえるでしょう。
キラーコンテンツや資金調達能力に相当余裕がある企業でなければこのパターンのメタバースづくりは困難です。
まとめ
いかがでしたか?
メタバースづくりといっても、さまざまなアプローチ方法が考えられることが分かりました。
いずれにせよ、世界中の起業家が死に物狂いでメタバースづくりに勤しんでいることは確かです。
18世紀の産業革命に匹敵する巨大な地殻変動が、メタバースの仮想空間を舞台に起きようとしているのかもしれません!
次回作をお待ちください!
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