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メタバースの仕組みから考える世界とはなにか⁉

こんにちは。事業計画研究所です。

本日も「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽(幻冬舎)の所感をレポートしていきます。

前回は、「メタバースのBtoBビジネスとしての可能性」をテーマに話してきました。

今回は大きく方向性を変えて「世界とはなにか?」をテーマに話していきたいと思います。

メタバースにおける世界創造

メタバースとは神の民主化であり、世界を創造することだと以前の記事で書きました。

つまり、世界とはどのような形をしており、どのような仕組みで成り立っているのかを理解する必要があります。

これらを理解しない限り、仮想世界としてのメタバースを創ることはできません。

筆者によると、
「世界とは、視認できるビジュアルとしての視空間と、社会的な機能と役割を持つ生態系が融合したもの」
であるとされています。

具体的に話すと、視空間とは「観光地や大自然・旅行に行ける場所」などを指し、生態系とは「国家や社会・共同体、家族・サークルやサロン」などのことを指しています。

メタバースは、視空間+生態系の合わせ技で構築する必要があります。

そのため、設計は非常に困難なものとなるのです。

アバターとフィールド

ここで、まずは視空間について注目してみます。

人間の目に映る視空間を要素分解すると、「人間(アバター)」と「景色(フィールド)」の2つに分けられます。

人間は、自分と同じ人間と、人間以外の動物、建物や自動車といったモノを見分けられなければ、社会生活を成り立たせることができません。

人間というものは、自分の生存に関わる、もしくは社会生活に関わる情報は鮮明に覚えているのに対して、生存に関わりのない情報はすぐに忘れてしまうという性質をもっています。

人間は情報を取捨選択する優先順位を無意識のうちにつけているのです。

つまり、人間はほかの人には関心度がとても高く、肌の質感や表情の微妙な変化にピンときます。しかし世界の背景には驚くほどに鈍感であり、この特性はメタバース空間を作るうえでの非常に重要なポイントになりえます。

なぜなら、仮想世界の創り手は、自然と不自然の境界線を、言語と論理レベルで認識しておく必要があるためです。

まとめ

いかがでしたか?

今回より、メタバース=世界を創るにあたっての、世界そのものについての深堀りをテーマとして話していきます。

メタバースに関連の薄い人でも、たくさんの学べることがあるため、今後の記事もぜひ読んでいってください。

次回作をお待ちください!

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