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イノベーションには不可欠?センスメイキング理論について

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は、センスメイキング理論について記載しようと思います。

イノベーションに関する題材を扱う場合や、講演などでもよく耳にする単語ではないかと思います。

現在はコロナウィルスも落ち着きを見せ始めてはいますが、
昨今までの先行きが見えない状況での経営戦略などには必須ともいえる理論であるといえます。


センスメイキング理論とは?


組織心理学者のカール・ワイクによって提唱されたもので、「発生している事象にたいして、能動的(意図的)に意味を与える思考」のことです。

今何がおきていて、どこに向かっているのか。
そんな状況下で組織としてステークホルダーと一体感を持って進んでいくためには、「納得感・意味付け」が不可欠です。

センスメイキングとは「腹落ち」というニュアンスで訳されたりもしますが、「納得・意味付け」という意味です。

先行きが不透明な状況下では、必須の思考プロセスであり
特に下記3つの状況下においては、必要であると論じられています。



【意図的な変化(イノベーション)】
イノベーションなどの意図的に自社の実績がない状況に進む場合です。
イノベーションなどの先行きが不透明なビジョンは大体の場合、経営者などが「属人的に」思考していることです。組織の仕組みとしてイノベーションのセンスメイキングはできておらず、従業員単体でみれば優秀なリーダーに従属しているだけのような構図となります。

【アイデンティティの脅威】
技術革新による自社産業の衰退や築いてきたビジネスモデルの衰退です。
今まで築き上げてきたロジックやフレームワークは通用せず、企業としての価値が危ぶまれる状態のことです。

【危機的な状況】
まさに昨今流行した新型コロナウィルスなどのことです。戦争や社会情勢として会社ひいては社会全体が経済的な危機に陥る場合です。

まとめ

どんな事柄でも納得と共感は必要不可欠ですよね。
ビジネスも例にもれず、組織とは強力なリーダーが一人いれば十分であることはありません。
自社の進んでいる道が本当に正しいのか?なんてことは誰も歩いたことのないイノベーションではわかりません。
だから、正解はこれなんだ!と意味を付けて、皆を先導して歩みを進める思考プロセスは必ず必要となります。

本日はここまで!!

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