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【考えすぎると動けない?】分析麻痺症候群について

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は、企業が陥りやすい?分析麻痺症候群について記載したいと思います。

昨今の情報が安易に手に入るようになった時代だからこそ、企業ひいては人が陥りやすい症状であると言えます。

みなさんも一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
数種類から一つは選べるのに、選択肢が多いと何が正解か分からなくなってどうでも良くなってしまいますよね。

これらは企業の意思決定においても例外なく起こり得る現象であるといえます。

本日も最後までご覧ください!

分析麻痺症候群とは



意思決定や問題解決の過程で、情報や選択肢が多すぎることによって、個人や企業が意思決定を下すことができなくなる現象です。
人は、リスクや不確実性を無意識にさける生き物で選択肢が増えれば増えるほど情報の不確実性やリスクに目がいくようになります。

企業においては様々なマーケティング理論や分析理論が知られるようになり、選択肢が増えるようになったために次の実行する過程に移れないようになることです。
いわゆる、PDCAサイクルのPからDの実行に移せないの状態になることです。

企業の収益を増やす「結果」よりも「過程」ばかりに気がとられてしまい、よりスマートな成功を得ようとしてしまいます。
昨今は得に泥臭い営業スタイルなどは煙たがられる傾向にあり、緻密に組み上げられたプロセスから美しい成功を獲得することが「できる仕事」だと認識されているかと思います。

そういった分析麻痺に陥らないためには以下のようなことを心がける必要があります。


【1.意思決定の会議や役職を明確にする】
可能な限りに業務に一番密接に関わる人が意思決定できるよう心がけましょう。現場の実情を知らない企業の重役だけが意思決定を行うことは避けるべきだと言えます。

【2.時には行動する方が大切なことも多い】
どれだけ情報を集めても、リスクや成果は行動しなければわからないことが必ず存在します。
リスクを過大に評価してしまうあまり、分析だけに注力してしまうことは避けなければなりません。
革新的な変革や成果を得るためには、ある種のリスクを背負う覚悟も合わせて必要です。


【3.目的を明確にする】
当たり前のことのようですが、見落としてしまいがちなポイントであると言えます。
意思決定における目的や判断基準、優先順位・重要な要素を明確にしておきましょう。そうすることで、選択肢の選定や分析麻痺に陥るリスクを減らすことができます。


まとめ

戦略を組み立てる思考は非常に重要であることに間違いはないですが、行動に移さなければ何もしていないことと同義であると言わざるおえません。
宝くじに当たる夢をみても、購入しなければ絶対にあたりませんよね。
企業戦略においても、前進しながら現場での経験値を積みあげて思考を展開していくことが重要な場面も数多くあります。

本日はここまで!


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