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スマホ修理店が実店舗を持っているのはなぜ?【店舗サービスモデル】


皆さんはスマホの修理をお店でしてもらったことはありますか?
してもらったことはなくても、お店をどこかで見かけたことがある人もいるのではないでしょうか?

私は渋谷駅の近くで見かけたな~、なんて今思いました。笑


このお店のビジネスモデルは<③販路に特徴があり、無形製品(=サービス)、オフライン(対面)>という分類に入ります。↓CHECK↓

プレゼンテーション1

お店のメインの製品は”スマホを直す”というサービスですね。
では”販路に特徴がある”とはどういうことでしょうか?
またお店を実際に持っているのはどうしてなのでしょうか?

今回はそれが明らかになります!!
この理由をひも解く前に、このビジネスモデルの概要を少しお話します。



”店舗サービスモデル”とは

実際の店舗で無形の商材であるサービスを販売するビジネスモデルです。
店舗を持つことで、企業側は顧客の獲得広告のリーチがしやすく、顧客側は老若男女問わずサービスを利用しやすい、というメリットがあります。

顧客がシニア世代の場合、ネット上のみでのサービスだと「よくわからない」となる可能性がありますが、対面でのやり取りであればその心配もありませんよね。

また商材が無形(サービス)であるため、商品の在庫管理や倉庫の固定費がかからないことも大きな強みです。


スマホ修理工房の例

スマホ修理工房は、顧客にお店へ来てもらってスマホ修理をするサービスを提供しています。多くの人が日常的にスマートフォンを利用するいま、故障した時に素早く低価格で修理してほしい、というニーズがあるでしょう。

故障したとき、スマホを販売する携帯会社に修理を依頼することもできますが、店舗の数に限りがあり、身近に存在するとも限りません。また、修理期間が長くかかったり、価格も高額に及ぶ可能性があります。

そこで、スマホ修理工房は店舗を駅の近くまたは駅構内に設置することで、顧客が手軽に立ち寄れるような販路を確保しているのです。これが販路の特徴です!
ほかの企業のお店ですが、ショッピングモール内でも見たことがある気がします。


また、顧客がわかりやすいように修理内容やメーカーごとに料金をあらかじめ提示しています。こうすることで、どこが故障しているかがわかりにくくても安心して利用できるサービスを提供しているのです。

万人に対しての手軽さ早さは店舗があるからこその強みですね。また固定費や在庫管理費がさほど必要ないため、低価格でサービスを提供できているというのも強みです。



ほけんの窓口の例

保険代理店である「ほけんの窓口」もこのビジネスモデルの例です。

保険の契約者は、保険に加入するために高額な資金を必要とするため、いろいろな保険会社から自らの要望に合うものを選びたい、と考えます。

しかし、見積もりや契約内容のアレンジが複雑で、契約者側は保険会社の比較検討が面倒であったり、保険会社側も他社にはない魅力が顧客に伝わりにくかったりする可能性があります。

そこで、保険代理店が契約者と保険会社の仲介をして、契約者のライフプランや人生のリスクに合わせた保険を提案したり、契約内容の見直しのサポートをしています。


この代理店が存在することで、契約者が複数の保険会社を一度に比較でき、自身にふさわしい保険を直接的な勧誘なく選ぶことが可能です。また代理店を経由することで手続きを簡略化できるため、顧客にとっては便利です。

また実際の店舗があることで、高額な金融商品でもしっかり説明を聞いて疑問や不安を取り除くことができ、顧客も保険会社も安心して契約することができるのです。


このほけんの窓口も、ショッピングモールに入ってることがありますよね!
これもスマホ修理工房と同じ、販路の戦略なんですね…!!



実際に店舗があることの強みや、保険の会社がショッピングモールに入ってる理由がわかりましたね。

なんとなく身の回りにあったものが、こうしてビジネスを通して仕組みがわかっていくのって面白いです!!


Lesson3-4につづく



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