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さんすくみ #202 辞書の生き物

さんすくみ

 ヘビがナメクジを恐れ、ナメクジがカエルを恐れ、カエルがヘビを恐れるように、3つのものがお互いに敵を警戒し身動きが取れない状態であること。
 じゃんけんの「グー:石」、「チョキ:はさみ」、「パー:紙」での「あいこ」の状態もさんすくみの1つになります。

 さんすくみの例としては、前記の他に次の例などがあります。
キツネ:庄屋:猟師。キツネは猟師に鉄砲で撃たれるのでキツネは猟師を恐れ、猟師は依頼主の庄屋を恐れ、庄屋はキツネに化かされるのでキツネを恐れる。
ゾウ:人:アリ。ゾウは人を踏み潰し、人はアリを踏みつぶし、アリはゾウの鼻や耳に入り込んで苦しめる。これはインドネシア地域のじゃんけんでの組み合わせで、親指がゾウ、人指し指が人間、小指がアリだそうです。

最初はグー

 世界でも石、はさみ、紙でのじゃんけんが行われている国が多いようです。
 ちなみに、じゃんけんの最初の掛け声「最初はグー」を広めたのは「八時だよ全員集合」で一世を風靡したドリフターズの志村けんさんだと言われています。

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