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辞書の生き物 #279 宏観異常現象:こうかんいじょうげんしょう

宏観異常現象

地震の予兆とされる現象のことで、機器での計測ではなく、人間の感覚・観測で認識されるもののことです。

動物が普段と異なる行動をする、変わった形の雲がでる、変な色の虹が出た、発光現象が見られたなど、いろいろな報告がありますが、実際に地震との関係が証明されたものはなく、オカルト的な位置づけのままのようですが、そこは科学がまだ追いついていないためなのかもしれません。

地下のナマズが暴れるのが地震だと考えられていたようですが、それは実際に地震の前にナマズが暴れるのをいろんな人が観察していたからなのでしょう。

新田次郎の作品「虹の人」は、地震の予兆として虹を観察し、予知できるとした市井の研究者をモデルにしています。

身の回りの非日常の現象にも気をつけてみませんか。
雨が降る前に関節が痛くなる方もいるようです。


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