盲蛇におじず:めくらヘビにおじず #130 辞書の生き物
めくらヘビにおじず
そのことについての知識がない、あるいは事情を知らない者は、その怖さがわからなものだということわざです。また、無知であるために平気で向こう見ずな行動をしてしまうことのたとえとしても使われます。
盲人は、蛇がいたとしても見えていないので全く怖がらない様子からできた言葉です。
無知でも怖いもの知らずという意味では、「非学者論に負けず」が類義語になります。無学な者は、学者の論理だった議論に対しても気後れせず、屁理屈をこねて戦うさまを表します。
後先考えずに行動に移す意味では、「無鉄砲」が類義語になるでしょうか。夏目漱石の「坊ちゃん」の主人公が目に浮かびます。
なお「めくら」は放送禁止用語になっているようです。
この項では言葉の紹介として使用しており、差別的な意味合いはないことを申し添えます。
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