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辞書の生き物 #321 伯楽

伯楽

古代中国の春秋戦国時代にいた、早く走る馬・名馬を見抜く能力を持った名人の名前で、その才能を持った人を指す言葉です。

名馬を見抜くだけでなく、調教獣医としての能力も持っていたとのことです。

昨年、定年退職した中央競馬の藤沢和雄調教師は、通算1570勝、重賞 126勝という実績がありますので、調教師として「伯楽」だったといってよいでしょう。

元々は名馬を見抜く能力を指していた「伯楽」ですが、能力のある人材を見いだして育てる能力についても使われるようになり、会社で重役候補を見出し育成したり、スポーツ界で名選手を見出すスカウトや監督なども「伯楽」、「名伯楽」と呼ぶようになっています。


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