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辞書の生き物 #351 占め子のウサギ:しめこのうさぎ

しめこのうさぎ
物事が思い通りに運びんで、「うまくいった!」の意味で使う言葉です。

「うまくいった」の別の表現で「しめた!」と言いますが、この「しめた」を「(うさぎを)締めた」にかけたシャレ言葉です。

江戸時代にはいろいろなダジャレがはやったようです。

締めたウサギは料理してお吸い物にされたようで、占め子は、ウサゴ小屋やウサギの吸い物を意味するとも言われています。

ちなみに、ウサギは1羽、2羽と数えます。
由来についてはいくつか説がありますが、個人的には以下の説に1票です。

江戸時代、四つ足の生き物は食べられませんでしたが、ウサギは味が鶏肉に似ていたことから、鳥に見立てて「羽」で数えて食べていたというものです。




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