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兜蟹:かぶとがに #261 辞書の生き物

カブトガニ

生きた化石と呼ばれる「カブトガニ」は、瀬戸内海や九州の海岸などに生息しており、一部の地域では「天然記念物」に指定されている「絶滅危惧種」です。

カブトガニの名前は、(かぶと)をかぶったカニにような外観に由来します。
見た目は、化石の三葉虫(さんようちゅう)に似ていますが、別な種類だとされています。

日本では食べられませんが、東南アジアや大西洋周辺では食材として利用している地域もありますし、それほど多く獲れているようです。

また、医療の分野では欠かせない生物です。
カブトガニは、細菌など外敵が体に入ってくると、そこに駆けつけて固めてしまう免疫細胞を持っています。
この性質を利用して、ばい菌君の有無を調べる検査薬が作られ使われており、この検査はカブトガニの学名から「リムルステスト」と呼ばれています。

ちなみに「カブトガニ」の血液は銅を含んでおりく見えます。
こればイカやエビも同様です。


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