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辞書の生き物 #309 トンボ玉

トンボ玉

穴の開いたガラスのビーズを「トンボ玉」と呼びます。
いろいろな細かな模様が入ったものが多いですが、無地のものも同様に「トンボ玉」と呼ぶようです。

穴の開いた「ビー玉」のイメージでしょうか。

このガラスビーズが「トンボ玉」と呼ばれるようになったのは大正時代と言われていますが、色が付いたビーズの形がトンボの複眼のようだったからだとされています。

トンボ玉の歴史は古く、古代エジプト時代には作られていたそうですし、佐賀県の吉野ケ里遺跡からも出土しています。
当時のガラスは貴重で、宝石として扱われていたのでしょうね。


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