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立つ鳥跡を濁さず:たつとり あとをにごさず #114 辞書の生き物

立つ鳥跡を濁さず

 水鳥が飛び立ったあとの水辺は、濁ることなく清く澄んだままであることから、立ち去る者は見苦しくないようきれいに後始末をして、残った人に迷惑をかけないようにすべきという教えになります。また、引き際は美しくあるべきだという意味でも使われます。

 水鳥が飛び去った後、水辺は草花やエサなどは散乱しておらず、きれいだったことからできた慣用句とのことです。

 転勤退職など仕事に限らず、引っ越しの際などの後始末をしっかりやる場合にも使います。
 人生の後始末「終活」でも使われるようになっているようです。

 旅行先での「旅の恥はかき捨て」、「あとは野となれ山となれ」は避けたいものです。引き際は美しく、来た時よりも美しく、で生きたいものです。

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