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#6「財務分析」ってどうやってやるの?

借入が有るか無いか、大きいか、小さいか、売り上げが多いか少ないかに関係なく、ビジネスをするうえで財務分析はとても大切なものです。
財務分析で出てきた数字を見ることで、経営改善や事業拡大のヒントを見つけることができます。

経営改善についてはこちらの記事をご覧ください。


財務分析とは何か?

財務諸表のデータを分析することで、財務諸表とは貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算の3つを指します。
これまで株主や投資家、金融機関、取引先などの利害関係者へ経営の状態を説明するときに使われるものだったので、小さなビジネスをしている人には必要の無いものというイメージがもたれていましたが、実は、財務分析で得られた情報は、小さなビジネスをする人にとってとても重要な情報なのです。
財務分析の手法は、起業をする人や独立をする人もビジネスを始める前に知っておいて損はないものです。

財務分析はなぜ必要なのか

小さな会社であっても財務分析は経営戦略の一環として欠かすことができないものとなっており、経営者が財務状態を理解し計画的な意思決定を行うことで、持続可能な成長やリスク回避が可能になります。

1.戦略立案
財務データは事業戦略を構築するときに役立ちます。収益構造やコスト要因の理解を通じて、企業は競争力を高める戦略を策定できます。
2.予算策定
将来の収益、費用、キャッシュフローを予測するのに役立ちます。将来の経営目標に向けてどのように資源を配置するかを決定する情報となります。
3.資金調達
資金を調達するとき、企業の信用性や事業の安定性を示すことができます。
4.リスク管理
企業のリスクを評価し、適切なリスク管理戦略を導き出すのに利用できます。業界の変動や市場リスクなどを考慮して、経営者はリスクに対処する方法を決定します。

さいごに

財務分析というだけで難しく感じてしまう方も多いと思いますが、財務分析をすることで、何が悪いのか?何を変えればいいのか?を知ることもできます。
小規模・中規模事業者の方は多くの経営課題を抱えています。財務分析から得られた情報には経営課題を解決するヒントが沢山あるので、経営改善をお考えの経営者の方は是非、財務分析を行ってみてください。

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